2011年6月21日(火)
これは「外部被曝」「内部被曝」を問わず、この街で生活する私どもにとっては永久に忘れてはならない原則と思う。
「時間」 「距離」 「遮蔽」
放射線に被曝する時間を出来るだけ短くする、放射性物質からの距離を保つ、集積して遮蔽するまたは自らを遮蔽する。
まず線量計を手に取り自らの職場、住居、子供達の通学路、保育所の内外などで測定してみる。安達太良山に登りたい人は登山道で計測してみるといい。
郡山市の飲み水が心配な方は猪苗代湖砂浜の空間線量、土壌中(砂)のセシウムの量、湖水中のセシウムの量(不検質)、を比較するなどしてセシウムという物質の性格を知りましょう。
そうしているうちに、このセシウムはどんなところに貯まって、家の周りではどんな場所に住み着いているかが解ってきて、何とか自分の周りぐらいは除染出来るようになるはずです。
庭の芝生を剥ぎ、大きな穴を掘って埋めて放射線を遮蔽する、計測してみると3分の2以上低くなっていることに気がつき喜んだが(3.0マイクロシーベルト毎時?0.5マイクロシーベルト毎時)、しかしこの腰痛と労働の大きさは十分に原発反対を表明するに値します。
飲食に関しては、生産者も消費者も「ゼロ」ベクレルを希望するはずである。そのためには広範囲な表土除去を含めた除染作業が必要となる。
他の団体との緊密な連携のもと、「自分たちのこの土地を元に戻してほしい」、と声高く訴え、自らが自らの手で立ち上がらなければと思う。
安全(危険)基準値は自分の手で設定することになります。立ち上がるポーズは「ファイティングポース」です。
桑野協立病院長 坪井正夫