2011年6月11日(土)

除染活動とひまわり運動について郡山市、郡山医師会と懇談しました。

 6月10日午後、放射線問題について情報の共有、相互の意思疎通などの目的で、郡山市と懇談を持ちました。当生協からは橋本理事長、坪井院長、宮田専務理事、増子常務理事、富岡(組織部)、市側は渡邉保元副市長、富田信行保健福祉課長が参加しました。
はじめに橋本理事長が、医療福祉生協連発足の経緯と全国的な医療生協の活動の広がりについて報告し続いて坪井院長よりこの間の郡山市の放射線への対応に関する質問から話が始まりました。医療生協ではひまわり運動を始め、除染のためのあらゆる活動を広げていますが、郡山市で取り組んでいる除染活動をサポートし、共に動いていくことが必要と考えています。
いま郡山市では、学校や幼稚園、保育園の校庭・園庭の汚染された土の除去作業を進めています。しかし、除去された土はまだ、校庭の隅に固めて置かれたままであり、最終的な処理について東電に直接要望を出している段階です。また、公園など子供が多く集まる場所についても測定を始めており、線量が高いところから除染をしていくことが検討されています。さらにセシウムを吸い上げたヒマワリや、放射線量が高い植込みや芝生の処理についても、郡山市の焼却場で焼却処分が可能かどうか調査中です
医療生協は、各人一人ひとりができることを何でもやるというスタンスで広げていますが、市側としても「今できることを市民と一緒になってやっていくことが大事と考えている」との事ですまた今後の対応として、住民特に子供の健康調査・健診について血液像検査や甲状腺エコー検査の市としての実施を提言し、「市の保健センターで検討したい」との回答がありました。医療生協から郡山市への要望としては、とにかく除染作業のフレームを固めてほしいという事です。そのための核種の詳しい調査やデータの開示も必要です。その後、郡山市医師会の事務局を訪問し、ヒマワリ運動や健診項目の追加などに関して報告、意見交換しました。除染に関して国や県から明確な指示がない状況ですが、今後も地域住民の健康な暮らしを守るという点で協力し、除染活動とともに要望活動を強めていきましょう。(富岡)

 

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郡山市との懇談                  郡山医師会との懇談
 

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