2011年11月アーカイブ

 今回のアンケートには、257名の職員が回答を寄せてくれました。医局、管理部、登録ヘルパーを除くとほぼ100%に近い回収率です。忙しい中、アンケートにご協力いただき有難うございました。何回かに分けて特徴を報告します。

 

(1)対策本部では、職員は何らかの学習会に参加しているという認識でしたが、アンケートの結果では26.1%の職員が参加したことがないと応えています。放射線防護の対策は学習が基本になるので、引き続き学習に力を入れていく必要性を再認識させられました。今回のアンケートでは、除染方法や内部被爆軽減についての要望が多く出され、職員が参加しやすい方法を含めて今後の計画に反映させて行くことにします。

 

(2)自宅の中や回りの放射線量は、約94%の職員が測定していると回答がありました。家の中で0.1から0.7μシーベルト、家の周りでは4μシーベルト以上のところもありました。除染活動は約64%の職員がやったことがないと答えており、切実な課題になっています。町内会ごとの除染活動が開始されたこともあり、人間のいるところから放射線を遠ざける、遮蔽するために取り組める除染活動を進めるため、対策本部として職員の取り組みをバックアップします。

 

(3)組織的に取り組んだサマーキャンプへの職員の参加は、18.3%の回答でした。参加対象者の拡大や参加しやすい企画も工夫が必要です。限られた期間では、勤務体制との関わりもあり、1年単位で職員1人1人の取得をバックアップする仕組みの検討が求められます。リフレッシュ休暇は、48.6%の職員が取得できたとの回答でした。パートさんの扱いや子供がいなくも休暇が欲しい、介護現場は取りづらいなど検討すべき課題が出されました。しかし、リフレッシュ休暇を取得できた人からは、大変好評だったようです。

 

(4)全国からの看護師支援は、支援があった職場(病棟、介護)では、全国の温かい支援に感謝の回答がありました。一方、支援のなかった職場では、わからないと答えた職員が39.3%ありました。対策本部としては組織として支援を受け入れましたが、支援のなかった職場の関わりについて努力が不足していた結果になりました。今後の全国からの看護師支援については、71.2%の職員が支援をお願いしたいとの回答がありました。出来れば1週間単位ではなく最低2週間単位で、夜勤の支援もお願いしたいとの声がありました。心温まる支援に、精神的に支えられたという声が多くありました。この項目の無回答が16.3%あり、直接支援に関わらない職場の対策が必要であることを示しました。

 去る11月26日(土)に静岡県で行われた『ひまわり集会in浜岡』に参加して来ました。
この集会には、浜岡原発の永久停止と廃炉を求めて県の内外から約4,000人が集い、原発のすぐ近くに設けられた会場を埋め尽くしました。福島県からは、福島医療生協1名、中央市民生協2名、そして私たち郡山医療生協からの2名を加えた計5名が参加しました。
 集会では、各界のアピール発言に続き、私たちも福島県代表として壇上に上がる機会をいただき、被害の現状の報告やこの間の支援に対するお礼や併せて、先の県議会に於いて福島県内の原発の全機廃炉を求める請願が採択されたことなどを報告しました。
 集会後は、約2?の道のりをパレード行進して浜岡原発まで移動し、そこで原発を敷地の外側から参加者みんなで手を繋いで包囲するという「人間の鎖」行動にも参加して来ました。この様子は、取材ヘリからも空撮され全国ニュースになったようです。
 夜には、浜北医療生協の職員・組合員さんと手作りの鍋をいただきながらの交流会となりました。浜北は組織としては小さいながらも、職員と組合員が本当に一体となって、物資支援、サマーキャンプ企画、野菜の提供などの支援を続けてくれているのだと感じました。この浜北のみなさんの想いに応えるためにも、全国と連帯して脱原発の輪を広げて行きたいと改めて強く感じる一日となりました。

              (医事課:原由光)

 

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お手紙の内容を紹介します。

 

拝啓

 このたびの被害を心よりお見舞い申し上げます。
つくしんぼ保育園の皆様にお怪我もなくご無事で避難されましたとのこと、ひとまず安堵いたしましたが、突然の出来事に御心労はいかばかりかと、ご推察申し上げる次第です。

 私ども、和歌山医療生協にじのこ保育園保護者会で何かお役に立てないかと想い9月に平和祭りをひらき保育所で出店し、売り上げを何かのお役に立ててもらおうと、差し出がましいとは存じますが、気持ばかりのお見舞いを同封させて頂きました。
 お役に立てば幸いに存じます。遅くなりましたが、書面にてお見舞い申し上げます。


             草々
 
平成23年11月吉日
      和歌山生協病院
        にじのこ保育所

11.26 前進座公演職員集会

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 職員に前進座エールを送るべく、前進座女優の浜名美貴さんが来て下さいました。
前進座職員集会では、女形体験の紹介、ポスターアレンジコンテスト表彰、浜名美貴さんからのアピールがあり盛り上がりました。集会後には、各職場を訪問し、職員や利用者の方にアピールしてきました。浜名さんも「女形になったり、ポスターをアレンジしたり、変装したり〔笑〕と楽しい雰囲気ですね。当日皆さんにお会いするのが楽しみです」と実行委員一人一人に握手をしてくれました。
 前進座公演まであと18日!!チケット普及を広げていきましょう!
職員の皆さん、託児も夜に設置しますので、夜券のご協力をお願いします。

(六郎田)

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前進座公演ポスターコンクールの結果は...

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 整形外来前で行われていた前進座公演ポスターコンクールの結果が発表され、 浜名美貴さんから「艮斉まめ」入りのお菓子が贈呈されました。1位は師長室、何があったのかまさかの扮装写真。2位は派手な装飾とリアルな立体化の検査室。3位は健康管理部の順となりました。 チケットの売り上げでも、この順位となることを期待しています。

 

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堂々第1位の師長室。ポスターではなく仮装だとの意見も・・・

 

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 リアルな“首”をみて、保育園児が泣いたとの声も…

 

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ポスターの立体化、これは納得の3位でした

 24日に福井県民医連から、ねぎ、里芋、米、なし等の野菜と果物を4箱頂きました。放射線科、PT・OT、薬局、検査など10職場に配りました。


 薬局では「こんな立派なネギ 初めて見た?!」とその場で食いつく勢いでした。

 

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県外避難の最新情報が公表されました。

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 県外への避難状況の11月2日付調査結果が公表されました。10月の調査結果と比較して1,682人増え、58,769人となりました。増加分の内43%にあたる726人は山形県へ転出しています。

(福島県のHPから)

 

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浜北医療生協からの第19便は...

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 昨日(11/21)、浜北19便が届きました。柿の次はみかんです。野菜と共にでっかいみかんが入っていました。そして、事前に連絡のあったカラフルな手編みのスポンジも・・・。今回はひなたぼっこと、ふれあいデイに。
 心のこもった手編みスポンジは他の職場にも・・・と思い、朝一でくじ引き大会を実施。(ところが、引くくじがなくなってしまうという珍事が発生。あれ?前にも似たような事があったような。。。くじ引きに参加できなかった事務長室、師長室の皆さんゴメンなさい) 見事ゲットした方々の口からは「可愛いい」「もったいなくて使えない」という言葉が聞かれました。算数のできない八百屋でした。

  (西東)

 

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県連院長懇談会が開かれました。

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 23日18時から 、久しぶりの県連内の病院長が集まっての懇談会が、郡山市駅前の「月亭」で開かれました。県連からは松本会長、斎藤事務局長、わたり病院の丹治院長、小名浜生協病院の叶多院長、国井事務長、 桑野協立病院の坪井院長、 江川事務長が参加しました。
 懇談は、 坪井院長のチェルノブイリ視察報告から始まり、各院所のこれまでの取り組みや今後の課題等の意見交換を行いました。  丹治院長からは、「県立医大や県医師会の取り組み」が、叶多院長からは「震災直後のいわき市の様子、特に水道と物流が止まったことの影響」や「最近になって原発労働者の健診受診者が急増していること」などが話されました。
 その後、「健診や長期的な健康管理体制をどう構築していくか、民医連の院所がそれにどう貢献できるか」「職員を守りながら事業を継続していくこと」などについて意見交換を行い、終了しました。

 野田佳彦首相は24日、福島県の佐藤雄平知事らと官邸で面会した。知事から18歳以下の県民の医療費無料化などの緊急要望書を手渡され、「子どもの健康管理が最優先だ。関係閣僚に改めて検討を指示したい」と応じた。知事は「出産率が3カ月で30%減少した。このままでは社会基盤が脆弱(ぜいじゃく)になる」と訴えたほか、原発事故による損害賠償の完全実施や、復興特区を上回る税制優遇措置などを要望した。

(朝日からの転載)

 22日火曜日、坪井院長によるチェルノブイリ視察報告会が2階会議室で開催されました。当初の予定は坪井院長20分、宮田専務20分でしたが、結局予定時間の1時間全てを使っての坪井院長の報告会となりました。
 開会の挨拶もそこそこに、「情報格差」の指摘からお話が始まり、参加者がほぼそろったところから、過去の公害問題からの教訓を踏まえて、被害を過小評価させないこと、主権者として主張を大切にすること等、“核害”に立ち向かう基本姿勢を明確にし、チェルノブイリでの視察報告に入りました。
 チェルノブイリでは、ソ連の崩壊もあり“放置”されていた期間が長く、25年という時間をかけて漸く今の状況にたどりついたが、日本には当時のチェルノブイリをはるかに凌駕する科学・技術の水準にあり、被害を小さくすることは十分可能であること。検査体制や教育体制の確立、被曝を最小限にとどめるための取り組みなどウクライナやベラルーシから学ぶべきことは多いこと、郡山医療生協で取り組んできたことは間違っていなかったことが確認できたなど、示唆に富んだ報告会となりました。報告会は宮田専務からの「内部被曝はコントロールが可能、当面の課題は外部被曝対策、具体的には除染活動が重要」とのまとめを確認して終了しました。

 

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 11/19(土曜)、医師で出雲医療生協前理事長の鈴木正典先生による「回想法」の実践と学習会が行われました。
 回想法は、昔懐かしい写真や品物を見たり歌をうたうなどを手掛かりにして、高齢者の方々に大切な思い出を語っていただき、生きる喜びを感じてもらうことを目的としています。
 先生は大変精力的で、当日は午前中に市内施設で組合員の方々に、午後はふれあいデイサービスで利用者様に、夕方からは職員を対象の学習会にと1日フル活動でした。
 また多才でいらして、チェロ、三味線、横笛などの楽器を難なく操り、場を盛り上げる話術も絶妙で、参加者は楽しく実践的に学ぶ事ができました。
 夕方の、病院2階会議室での学習会には50名程の職員が集まり満員御礼でした。

(加藤)

 

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 11/10、島根県のひかわ医療生協の組合員集会に招かれ、報告してきました。町民の約半分が医療生協組合員で、島根原発からも20km程度の距離にある医療生協。 参加者は230人、何と全席指定席でした。約1時間、福島の現状を報告し、午後は斐川生協病院での職員学習会で報告。昼食は中村事務長さんとご一緒で、事務長の仕事についての意見交換と、タイトな日程でしたが、楽しい時間となりました。

(江川)

 

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薫すこやかクラブで学習会(11/19)

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 鶴見担地域の老人会「薫すこやかクラブ」から、組合員つながりで依頼があり、鹿又主任を講師として放射線学習会が開かれました。
 学習会では、国や県で出している放射線量などの情報をしっかりと把握すること、安心はできないがムダに恐れないことなどを、様々なデータと一緒に伝えてきました。
 薫小学校のある鶴見担は、線量が高いことをご存知の方も多いと思います。参加者からは「近所の放射線量を測定したら、なんと168μsv/hという値の場所がありました。これは大変だと、市や国に電話をしてみても対応をしてくれないので、自分で表土を削り除染をしました。だけど、いまだにアスファルトの上で、40μsv/h以下には下がりません・・。自分はこの作業で被曝しているということはありますか?」という、びっくりする話と、切実な質問が出されました。この地域では、先週あたりから道路の除染作業が少しずつはじまってはいるそうですが、不安を抱えている住民の方がたくさんいます。

(小抜)

 

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 私たちは、モスクワからベラルーシの首都ミンスクに空路で入りました。ベラルーシは国内線扱いでした。人口は964万人、面積は日本の約半分程度です。ミンスクのホテルで旅行会社の添乗員から50ドル(日本円で4000円弱)をべラルーシルーブルに変えてもらいました。何と約50万ルーブル(正確には忘れました)程度だったと思います。一瞬私はずいぶん大金持ちになった気分になりました。11月1日の視察を終えて夕食のときビールを飲み、続いてワインを頼みました。確か坪井先生も同じだったと思います。請求書を見てびっくり!ビール1杯3万円(ルーブル)、ワイン1杯5万円(ルーブル)一瞬にして金持ち気分が吹っ飛んでしまいました。夜、ホテルのミネラルウォーターを先生と二人で3本飲みました。ホテルからの請求は何と9万円(ルーブル)水はビールより高い。これではベラルーシに滞在する3日間、50万円(ルーブル)ではもたないかもしれないと危機感をもったわけです。
 ミンスクの大学で先生をしている優秀な通訳の古沢さんがバスの中で説明してくれました。べラルーシのルーブルは既にインフレで紙屑のようになっている。リーマンショックの影響を受け、特に4月からインフレは4倍になり、そばの実や油の値段は10倍になりパニック状態である。古沢さんの月給は約2万円で、給料は変わらないのに物価が3倍以上になってしまって、これではとても生活していけないということでした。貧富の差が拡大し、エイズが流行り、厳しい実態があるとのことでした。

(宮田)

 

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          首都ミンスク       県生協連の熊谷会長と佐藤専務        ベラルーシ

   

 11/18、福島市で県民医連社保委員研修会が開催されました。郡山からは、吉田(直)、武田(星)、三浦(香)、細井、白岩(め)の5人が参加。 研修会は、江川委員長のチョッと長めの開会あいさつの後、午前中は「東日本大震災からの復旧復興と社会保障の役割」をテーマに斎藤県連事務局長から、「仮設住宅支援、福島医療生協の取り組みについて」をクリニックさくらみず事務長の松崎聡さんからそれぞれ報告を受けました。午後は避難されている方々からのお話を伺い、その後グループワークと続きました。

 

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 調査団に加えて頂いて原発事故25年後のチェルノブイリを訪ねた。そして一番印象に残った言葉がこれです。
 健康被害のデータを見て気がついたのは事故後5?10年間の防護体制が被害を大きくしているということです。この時期はソヴィエト連邦が崩壊し新しい国が誕生した時期に当たります。その時の一般市民の生活ぶりを現地で想像してみると健康被害のデータを見る目が違ってきます。
 「いいとこ取り」とは新しい国が作り上げた防護体制をお使いくださいという意味です。みんながそう言ってました。その良いところを写真にしました。
 

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ベラルーシ国境警備隊が使用しているホールボデイーカウンターを積んでいる車両。そんなに大きいものではありません。

 

 

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調査団員の一人が検査を受けています。結果はすぐに出てきます。

 

 

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食品の汚染状態を測定するカウンター。

 

 

 いずれもやろうと思えばすぐに国内で作れるものばかりだと思います。そのほか、情報の伝達方法、子供達への教育、食材の除染方法、などなど現地の人たちが25年を費やして作り上げてきた「良いとこ」は沢山ありました。私たちはそれを学ぶことによって健康被害を少なくすることが出来ます。

            (院長 坪井正夫)
 

東京電力への損害賠償請求を実施します。

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 現在、福島県生協連を窓口に、東京電力(株)に対する損害賠償請求の準備を進めています。損害賠償請求期間は、第1回目が2011年3月11日から2011年8月31日、第2回目が2011年9月1日から2011年11月30日、以降3ケ月ごとに請求することになります。郡山医療生協は、職員退職による逸失利益と除染費用や放射線線量計購入費などの追加的費用について請求することにしました。第1回目の損害賠償請求として以下の金額を請求し、東京電力に宣戦布告します。尚、請求実務は、(株)菅野・似田共同会計事務所が県生協連から委託を受けて行います。

(宮田)
 

 11/9のニュースでお知らせした松戸市立松飛台小学校のみなさんから贈られた千羽鶴。 
 実は、東京民医連で歯科医師をされている南条先生の奥さんが石川町出身だったことが取り持ったご縁でした。
 石川町の組合員さんの知り合いに、千葉県松戸市立松飛台小学校の教員がおり、被災地に千羽鶴を送りたいと相談がありました。石川町担当の組織部にこの話を紹介され、桑野協立病院に千羽鶴を送ることになりました。
 松飛台小学校2年2組の子どもたちが、郡山市民と桑野協立病院あてに、心をこめて作ってくれた千羽鶴をぜひ見て下さい。3階病棟の写真をお礼文と一緒に送ります。尚、松飛台小学校のみなさんのお手紙と写真は薬局前の掲示版に掲示しています。

(六郎田)

 

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郡山医療生協が善行表彰を受けます。

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 10数年取り組んできた1支部と大成支部が社会福祉協議会の食事会での健康チェック活動が平成23年度善行表彰を受けることが決まりました。社団法人日本善行会によるもので明治神宮で表彰式が行われ、橋本理事長が参加します。

(宮田)
 

原発事故の影響の拡がりは想像以上です。

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「福島原発の放射性物質、西日本にも」研究チーム解析

(2011.11.15 朝日新聞より転載)


 東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性物質が、西日本や北海道にも拡散しているとの解析を日米欧の研究チームがまとめた。15日の米国科学アカデミー紀要電子版に発表する。文部科学省は長野・群馬県境で汚染の広がりはとどまったとの見解を示したが、以西でも「わずかだが沈着している可能性がある」と指摘した。 米宇宙研究大学連合(USRA)の安成哲平研究員らの研究チームは、大気中の汚染物質の拡散を20キロ四方で計算するシステムを使い、事故後の天候や雨による放射性物質の降下を加味してシミュレーション。文科省によるセシウム137の測定値で補正して、3月20日から4月19日までの沈着量を算出した。 分布状況は文科省の観測の傾向と一致していたが、岐阜県や中国・四国地方の山間部で、原発由来の放射性物質が沈着している可能性が示された。北海道にも広がりがみられた。

 

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11/10(金) 逢瀬支部

 

 出発前に逢瀬支部からの要望で決まっていた坪井院長のチェルノブイリ視察報告会。11/10夜7時から、予定とおり逢瀬コミュニティーセンターで「核害の街で生きる」と題して行われました。夜の企画にも関わらず約30人の組合員が参加しました。

 

11/13(日) 須賀川新日本婦人の会
 

 11月13日、須賀川新婦人の会に招かれ、「核害の街に生きる」と題し、約20名の参加者に講演会を行いました。チェルノブイリ視察を通し、私たちがやってきたことに間違いはなかったこと、被害を最小限にするには自分達から工夫し、実行し、要求していくことが大切だと感じました。須賀川市では、福島病院の問題があり地域医療に関心が高く、福島病院を放射線専門の機関にし、地域に情報を発信するところにすればいいなど様々な意見が出されました。

(六郎田)

 

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 社会福祉協議会開成支部の福祉部会の方々24人が支部研修として「サポートセンターひ なたぼっこ」を視察にみえられました。物江さん、浅野さんが2グループに分けて施設を案内。

 見学後は参加者の質問にもとづいて「介護サービスの利用の仕方」「ひなたぼっこの申込方法」等を説明。参加者は、地域での相談活動のため、将来は自分自身のためにと熱心に聞き入っていました。

(新田)

 

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 11月10日にリハビリ室にて全体実行委員会が開催され、大いに盛り上がりました。各支部のチケット販売の取り組み報告があり、小型バスを中型バスに変更する勢いで頑張っている話がありました。
 前進座の益城宏さんより、歌舞伎の歴史や前進座の歌舞伎の特徴をわかりやすく話していただき、 すごく勉強になる話だったと好評でした。
 職員実行委員からは、A.Bチームに分かれ、楽しいミニ出し物を発表していただきました。 特に、 女形に変身した男性職員2名は、参加者から大きな拍手をもらい、好評でした。
 チケット販売は、まだ360枚ほどです。  目標1700枚までまだまだですが、多くの力を寄せ合っていけば達成できるはずです。

 

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 富山医療生協から招待を受け「福島の現状と郡山医療生協の取り組み」を報告してきました。昼の部は生協強化月間中間での“ジャンプ集会”での報告。
 富山リフレッシュ企画でお世話になった広田支部の方も参加されていました。  「バスから降りた子ども達が、夏休み後だと言うのに真っ白だった。その時、あぁ?本当に大変なんだと感じた」というお話が強く印象に残りました。また、隣の席に座った組合員さんからは、「富山医療生協でボランティア活動を始めるときに、先崎さん(亡くなられた初代理事長のこと)に来て頂いた。郡山との交流はその時から」というお話を伺い、縁を感じました。
 夜の部は、院内の職責者の方や理事さん、若手の職員が加わり、「原発を止めたら今の様な生活は維持できないのではないか」「電気に頼り切った生活の見直しが必要だ」「原発の今後については、職場の中にも様々な意見がある」など、原発事故の受け止めや、今後の取り組み方などについて率直な意見交換を行いました。(江川)

 

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福井民医連から野菜が届きました。

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 福井民医連のみなさんから、青々としたねぎ、小松菜、水菜が贈られてきました。ありがとうございました。
 担当の西東八百屋は大忙し。医局、2階病棟、3階病棟、組織部、総務部、健康管理部、眼科と配達に回り、その場その場で「はい、パチリ」と写真念撮影。
 「本業は、リスクマネージャーなのに、八百屋で有名になってしまった」とぼやきながら…。 
でもこの忙しさも、全国からの熱い想いと連帯の証なんですよね。

 

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 11月3日、チェルノブイリ原発から30キロ圏内、ベラルーシとウクライナの国境に近いコマリン病院、コマリン中学校を視察してきました。この地域は、事故があった時は全員避難し、その後住民が戻ってきた地域です。

 コマリン病院は4000人の住民が登録し、健康管理をしていました。2人の総合医、1人の外科医、1人の歯科医の4人で診療にあたり、入院施設をもっています。地域の第一線で、放射線対策をはじめとした健康管理にあたっています。子供は全員ホールボディカウンターの検査を受け、1Kg当たり70ベクレル以上をリスクグループとして登録し、保養、薬、排泄促進など徹底した対応をしていました。

 コマリン中学校には支援(情報)センターが併設され、放射線の教育、相談、情報の提供、食料品の測定を行っています。支援センター所長の叔母さん(失礼、名前が分からない)が、測定の内容をはじめセンターの活動について自信たっぷりに説明している姿が大変印象的でした。 私は、コマリン病院で内部被爆の検査と診断を受けてみました。ホールボディカウンターの検査では、セシウム137が1kg当たり2.3ベクレルで基準範囲内でした。身長、体重、年齢を登録し、3分ほど椅子に座ってする検査で、少し緊張しましたがすぐ終わりました。

 担当した医師が、「全く心配なし」と握手を求めてきたのでがっちり握り返しました。私は、これだと思いました。

 今後、長い期間住民の健康管理をしていくためには、桑野協立病院にホールボディカウンターを設置し(移動式もある)内部被爆検査をいつでもできるようにする。食料品の検査機器を設置し、放射線の教育、相談、情報提供の機能を備えることが重要だと思いました (宮田育治)

 

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コマリン病院(左)と支援センター所長(右)

 

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内部被爆検査                  検査結果証明書

 「11/9水曜13:20?14時まで、病院2階会議室において福島県政報告会が行われ、神山悦子日本共産党福島県議会議員からの報告を50人以上の職員が聞き入りました。

 まず橋本恭司郡山医療生協理事長があいさつし、先月末に開催された10・30原発無くせ福島大集会が、予想を超える?万人以上の参加を得、幅広い共同と結集を生みだしたことを報告しました。

 その後神山県議が県政を報告しました。福島県議会は10月に福島原発の廃炉を全会一致で採択したが、廃炉へのトーンは落ちてきている。明日告示で11/20(日)投票日である福島県議選の結果は今後の原発行政を大きく左右する。原発廃炉を明確に態度表明している政党、議員が多く当選することは決定的に重要。その他、現在緊迫した状態にあるTPP(環太平洋貿易協定)の交渉には絶対参加してはいけないことが合わせて報告されました。

 最後に、司会を務めた鹿又主任が発言、坪井院長と宮田専務によるチェルノブイリ視察の結果、郡山医療生協がこの間取り組んできた「放射能に負けない」多くの運動への確信は深まったこと、福島県議会選挙の争点は同じ流れにあることを報告し、多くの職員が共有しました。」

(加藤)

 

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浜北18便の野菜が届きました。

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 11月8日に18回目の野菜が届きました。野菜の他に秋の果物『柿』がい?ぱい入っていて、今回は、手術室と食養の他に、柿は7職場に配達させてもらいました。皆「え?、かき?」「ありがたいね。」と大変感激していました。“柿は無農薬、無肥料なので甘みが少ないかも知れません”というお手紙が添えられていましたが、みんなからは「甘くて美味しい柿だったね」という声が聞かれていました。

 

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 見てきました。確信を得ました。3月11日以後当医療生協が採ってきた方針と活動には何一つ間違いはありません。これからもこの防護活動を続けることによって、健康被害はチェルノブイリをはるかに下まわります。郡山医療生協に関していうならばお子様方の被害を0にすることが出来ます。
 ウクライナの人々はこう言ってました。
「私たちの失敗したこと、うまく行ったこと、を全部お知らせしますから活用してください。福島の人々の気持ちを本当に解るのはおそらく私たちしかいないと思います」
写真はキエフ市内にあるチェリノブイリ博物館のパネルです。

         院長 坪井 正夫

 

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 千葉県松戸市松飛台小学校 2年2組の子供たちから、激励のお手紙と千羽鶴が届きました。心のこもったお手紙ありがとうございました。

 

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 今年度東方部 学校用務員等研修会で「放射線を知る」ということで学習会を行ってきました。

 場所は桃見台小学校で10人の参加でした。特に外での仕事の多いみなさんでしたので、土や草木などを扱う上での注意点、それに伴う内部被曝の危険性などで意見交換がなされました。

 また、仕事中は積算線量計はつけていないという事でしたので是非、線量計装着を要求することを進めました。

(鹿又)

 

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特養おおつき除染学習会

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 2011年11月2日の午後、特養おおつきホーム放射能対策委員会において「除染」についての学習会を行いました。

 学習会の中では、これまでの線量測定と除染の実践を紹介し、意見を交流しました。おおつきでも対策委員会の中で議論をし、さまざまな取り組みが紹介されました。

 私は、「なぜ除染をするのか」をしっかり確認して進めること。子供たちの将来を大人たちの手で守ることそして、この事業所の職員・家族を守るために取り組みを続けましょうと呼びかけました。今後もお互い協力して取り組みを進めることを確認しました。

(鹿又)

 

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心のケア研修会

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 11月5日(土)に、当院2階会議室で「心のケア」の研修会がありました。医療福祉生協連主催で、県内5つの医療生協の師長・主任19名が集まりました。講師はイスラエルから、ニラ先生・ナティ先生ほか通訳のセリアさん、写真家のヨタムさんの合計8名。受講生と講師陣あわせて27名が熱気むんむん、頭を絞り、大声で笑いあい有意義な1日でした。
 震災・原発事故後、あたり前の生活が出来なくなっている中で、逃げないで対処していく方法の「6つ」を学びました。6つとは「ビリーフ」「エフェクト」「ソーシャル」「イマジネーション」「認識」(これだけ日本語)「フィジカル」で講義とゲームなどを通して学習しました。
 研修を通して、「自分の心」を認識することさえも難しいこと、まして人の心を知ることは尚更ですが、人それぞれ違う人間でありその多様性を大切にして関わることが自分も他人も大切にすることであることを学びました。
 また、どんなときでも大切なことは「笑い」があることであり、「笑い」を生み出す創造性が生きていく力になることをしみじみ感じました。


                           総師長 佐藤唱子

 

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ありがとう!浜北野菜17便到着!

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 チーム朝市から届きました。届いたメールをみると生協きたはま診療所に出入りしている業者さんが知り合いの方からから頂いたという「さつまいも」や、桐山さんの野菜「小松菜、チンゲン菜、りっぱなネギ」が入っていました。今回のおすそ分けは、左の写真は医事課と、右の写真は通所リハビリです。

 

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10・30集会の参加者から報告文が集まってきています。

みんなで共有し、闘いの力にしましょう!

 

<参加報告 特集>

 

 自分の小さな力もすてたもんではない!震災原発事故後喪失感の中にいて、元気が出ませんでした。この郡山から避難しなくてはならなくなる最悪の事態を考えたとき、家は持っていけないし、何か大事なものはと思いを巡らしたとき、本当に大切なものは命ひとつなんだな?ということでした。今その一番大切な命が原発・放射能によって脅かされているのです。でもおびえ泣いてばかりはいられません。今回の集会、全国からの参加者一万人の姿は、自分の小さな力も捨てたものではないのではないかと感じさせてくれました。私達の生きる場所を守るために出来ることからやろうと決心しました。また、福島が放射の廃棄物最終処分地にさせてはならないと強く感じました。

(田久 組合員さん)

 

 福島の地に住んでいながら自分が当事者意識に薄いとは思っていましたが今日の集会で全国から脱原発の主張のために大勢集まったのを目の当たりにし、脱原発の要求が全国的なものであることを再認識し、同時に非常にありがたく思いました。また、避難地域である浪江、飯館両首長の生の話しが聞けたことなど、貴重な勉強になりました。志井委員長が明確な方針と手段を示したところなど、今後の自分のものの考え方の大きなヒントになるかと思います。非常に有意義な集会でした。  

(武田) 

 

 今回の福島大集会では、議員さんのお話や浪江町長、飯舘村長の生の声を聞くことが出来て、貴重な体験が出来ました。全国からも声援をいただき感動し、特に「子ども達の叫び」では、今の子ども達の率直な思いに、これから自分達が子ども達に出来ることはどんなことがあるのかとても考えさせられました。

(佐々木)

 

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 郡山東支部・水門班主催で「原発について考えよう集会」と題して、映画「東京原発」の鑑賞会を行ないました。郡山東担当理事の田村さんは人が集まるか心配していましたが、開始予定時間の13時30分に近づくにつれ参加者が増えていき、45名程の方に集まっていただきました。映画を見終わった後には、参加者の方々で20分くらいの意見交換を行ない、「行政からきちんとした情報がもらえない」、「市の除染活動はどうなっているんだ」という声や、「そもそもみなさんは原子力爆弾に使われたものと同じものを燃料としている原発が安全だと思っていたんですか?」という、厳しい問いかけも出ました。集会が終わった後に「こういうことをたまにやらないとみんなの問題意識がなくなってしまう」と言われた方がいました。今後、原発問題への意識を維持するための工夫が必要です。

 

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行ってきました。10・30集会

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 「娘家族が県職員を辞めてこどもと一緒に新潟に転居避難しています。」集会に向かう車中で聞いたお話です。同じ小学校区の方なので大変大変ショッキングでした。こおりやまで子どもを産み、育て、働き、家族や地域の方々と暮らしていくことが当たり前でなくなったことは、今もこらえ切れない怒りでいっぱいです。参加者それぞれに事情や気持ちを抱えているのだろうと思いました。
 集会で印象に残ったことは、医療生協・民医連はじめ全国の参加者と一体感をもてたこと。今の除染予算が数億円で全く足りない一方で、原発核燃料サイクル計画に充てる原発埋蔵金が5兆円近くもあること。共産党はこれを除染に活用することを国会で要求していること。制服向上委員会の『ダッ!ダッ!脱原発の歌』が頭から離れないこと。芋煮がおいしかったこと。トイレが混雑して大変だったこと。東電関係者も全国から1万人駆け付けて四季の里の芝生を除染するくらいのことをして欲しかったこと。県労連以外の多様な労組・団体・個人も参加してほしかったことです。
 今、世界中が金融資本に振り回され、毎日の食べ物やいのちを育む保育、教育、医療、介護など身近で毎日欠かせない本当に大切な事柄についてなかなか統制できない状況で、国も自治体も個人も国際競争に巻き込まれる時代に生きています。しかし、3・11と原発災害への対応を通じて、いのちを大切にし合うことが一番大切なことであり、それを支え合う関係づくりが最も大切であるとあらためて実感しました。いつもずんぐりむっくりで腰が重い訳ですが、気持ちを入れ替えて明日に向かって行動変容したいと思いました。家族に催促なれなくても除染に努めるところからはじめます。 

(総務部・山田)

 

 

 線量が高い福島に住んでいる人が、高線量であることをしようがなく思ってしまって生きている中、また、普通に感じてしまっている中で、全国の方々があれだけ原発に対して問題意識を持っていることに驚いた。1万人もの人が集まった中の1人として、自分には何ができるのか、何をやるべきなのかを考え、行動に移していかなければならないと感じました。 郡山よりひどい状況にある場所にいる方の声を生で聞くことができ、全国の方々の強い思いを感じることができ、大変勉強になった大集会でした。

(組織部:関根)

 

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 10,000人を超える参加で“脱原発”の意志を示した「なくせ!原発10.30集会」。参加者はそれぞれに“脱原発”へ向けての想いを強くしました。しかし…、
 翌日の新聞では、赤旗が1面トップで報道しましたが、全国紙では記事は見当たらず、地元紙も、3面に小さな記事で掲載されている程度でした。福島民友の1面写真入りの記事は「市民マラソン」の記事。記事の扱いは、それぞれの報道機関の考え方ですが、地元紙でさえ、“脱原発”を願う10,000人集会は、市民マラソンよりも小さな扱いに止まっています。ニュースとしての価値が低いという評価の様です。
 野田内閣は、ベトナムへの原発の輸出に正式に調印し、既存の原発も再稼働の準備を進めています。脱原発への市民の動きについては、マスコミが必ずしも十分な情報提供を行わない状況の下、少しでも私達の運動が停滞すれば、原発再稼働を求める勢力の巻き返しが本格化します。“脱原発”と“廃炉”を実現する道は、決して平坦ではありません。
 マスコミと原発報道については、斎藤貴男氏の「民意のつくられかた」(岩波書店)が参考になります。

 

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行ってきました。10・30集会

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 福島に1万人を超える人が全国47都道府県から集まってくれた心を一つにして、一つの願いのために…。 震災後、全国からの多数の支援をいただき、自分には何ができるんだろうと思っていた時なので、こんなに多くの人たちと同じ思いで脱原発を訴えることができて良かったです。
 原発事故は、小さな子供を持つ母、年頃の子どもを持つ親、孫を想う祖父母、全てに悲しみの連鎖を作っていました。しかし、福島で生きていくということを覚悟した時、小さな子供であっても生きていくための教育をしなくてはなりません。それが可哀想と言われるかもしれません。本当に可哀そうなのは、生きる力を教わることなく成長することです。放射能との戦いは長期戦になりそうです。今日より明日、来年と少しでも元の環境に近づけるよう、今、私たち大人が心を一つにしなければならないのです。福島が元気になることは、日本が元気になること、応援してくれた世界中の人への恩返しです。今日の大集会に参加して、未来につながる可能性が見えた想いです。

(3階病棟:石井)

 

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なくせ!原発 10・30大集会

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 まずは、集会アピールを全文を紹介します。ぜひ声に出して読んでみてください。
何度も、何度でも、そして、全国民にも読んで欲しいです。

 

ふくしまに生き、明日につなぐ。


 3月11日の地震と津波で、根拠のない安全神話が崩れました。私たちが危惧していた原発事故が、現実に起きてしまいました。福島第一原発事故は、天災でも想定外でもない「人災」です。利益を優先し安全対策を怠った東京電力と、それを後押ししてきた国がおこした「人災」です。

 

目を閉じて思い浮かべてください。
ふるさとを奪われ、いつ帰れるかもわからない住民の不安を。
わが子のように守り育ててきた土を、豊かな恵み
をもたらす海を奪われた怒りを。
手塩にかけた作物を食べてもらう喜びを奪われた悲しみを。
「ふくしま」と名がついただけで、避けられてしまった悔しさを。
一生にたった一度の思い出をつくることすら叶わなかった子どもたちの悲しみを。
さよならも言えず、友だちと別れた子どもたちの思いを。
子どもの寝顔に「あなたを私は守れるのだろうか」と語りかける親の葛藤を。
「子どもを守るため」に離ればなれに暮らす家族の疲れを。

いま、ふくしまの人々は立ち上がっています。
私たちは、このふくしまから訴えます。全国に、世界中に訴えます。
安心して子どもを生み育て、安心して暮らし、安心して働ける、そんな当たり前な生活を一日も早く取り戻すために。
「放射能被害から子どもたちを守ろう!」
「被害・損害の前面賠償を求めよう!」
「原発をなくそう!」
 
「3月11日前のふくしまに、国と東京電力の責任で戻せ!」と。
いのちと原発は共存できません。
私に、あなたに、未来につながるいのちに、美しい大地・空・海を引き継ぐために!
いま、声をあげましょう!広げましょう!「なくせ原発!」

 

2011年10月30日   なくせ!原発
安心して住み続けられる福島を!
10・30大集会inふくしま
 

 

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