2012年3月アーカイブ

 033103.jpg 後藤さん(ヘルスコープおおさか)

 

 対策本部ニュースが始めて発行されたのは、震災後の2011年3月14日でした。 私が支援活動のために桑野協立病院を訪れたのはニュースが発行されてちょうど一年後の2012年3月14日でした。 また放射線に関する坪井院長からの学習会に参加したときは第50回目であり、いろんな節目のときに郡山へ来たことを知った。「放射線量が…」「東電が…」と原発の話題が職員や患者さんの所に来られる面会の家族から聞かれたとき核害の町に来たことを実感した。 原発さえなければという思い。 今度大きな地震が来た時には、 家族やこどものことを心配する前にまず原発は大丈夫か?と心配するという、大切な命より原発が優先になるなんて、そんな思いを持たなければならないことが切ない。
 汚染状況の確認を自分たちで行い、 除染活動の実行や核害による健康被害への長期的かつ継続的フォローを行っていくという方針や対策についての、その実行力は医療生協・民医連だからこその力であり、みんなの想いが同じというのはこんなに大きくて、強い力となり全国の連携にも広がると改めて感じた。
 病棟で勤務させていただいたが、スタッフのみなさんは毎日が多忙で目の前のことを、とにかくやりぬく日々を送っている。 振り返る余裕がない中でも、以前と変わらずケアや看護を継続することが、どれだけ大変なことか、それが十分ながんばりであることだと思う。
 放射線は目に見えないうえに、将来的な不安がある。その中でも生活を営み、働きそして子育てをされているたくさんの職員の方々と一緒に働かせて頂き感じたこと、そして現状について、支援が一旦終了となり、私が最後の支援者、ラストランナーとしてもち帰り伝えたい。
 

 24日、川崎医療生協から健診保健部長の石原さん他3名の方が、支援にお出で頂いている石渡さんと職員の激励に訪れました手土産に頂いたのはシューマイ、一箱一箱にメッセージが添えられていました。ありがとうございました。

 

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核害対策室準備作業チームから“核害対策室くわの”へ


 これまで核害対策室始動に向けて準備作業チームを立ち上げ2回のチーム会議を行ってきました。
 その中では、機器選定の各社説明会の開催、食品測定器導入への準備として導入施設への見学と学習。ホールボディカウンターについても施設見学会や講習会への参加にあわせベーター線を測定するホールボディ・コンタミネーターの学習、説明会開催など準備を進めています。
今回、医福連から送られた食品測定器を使ってテスト測定を開始しました。これからも随時テスト測定を重ね、職員を対象とした測定を行っていきます。
測定機器が導入されたことをもって準備作業チームから  “核害対策室くわの”として活動を続けていきます。

 

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今年も活動を進める子どもプロジェクト会議


 昨年から続けられている子どもプロジェクト会議では、各職場から代表が参加し、サマーキャンプの取り組みや空間線量測定や除染活動、アンケート集約など自分たちで出来ることを議論しながら進めてきました。
 1年を経過した今、これからも内部被曝や外部被曝をさけるため学習を含めた具体的な取り組みを行っていきます。核害対策室くわのとの連携も重要になってきます。

 


岡山県民医連から電子式個人線量計とガイガーカウンター贈呈


 
 先日、岡山県民医連から電子式個人線量計10個とガイガーカウンター1台が贈呈される知らせが入りました!
 またひとつ、“たたかう武器”が増えました。おおいに活用させていただきます。ありがとうございました。

 

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 大震災、原発事故から1年。放射線の不安は続きますが、学習を重ねることが大切です。
今後、「内部被曝」が対策のポイントになります。とくに食べ物について正しい知識を持つことが重要になります。
 「アップルエイト」の開発者でもある富山大学の田澤先生をお招きし、食べ物に対する考え方、放射性物質の排出、免疫力アップなど、放射能に立ち向かう上で大切なお話をしていただきます。みんなで誘い合って参加しましょう!
 

 

日時:4月5日(木)13:30?


場所:大槻ふれあいセンター


演題:  「 放射線と食育 」 
    = リンゴの力を科学する =


講師:富山医科薬科大学名誉教授 田澤賢次 氏

 

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学習講演会のご案内

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憲法9条をまもる「郡山市九条の会」主催


「大震災・原発事故と憲法」


講師:宇都宮健児弁護士

 

日時:4月8日(日)13:00開場


会場:郡山市民文化センター5F会議室

 

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 2011年3月11日の震災から3日後の14日に第1号を発行してから、対策本部ニュースは本日付で300号を迎えました。

 ニュースの発行は、“情報を共有することが役職員の団結維持のためにも大切なこと”と位置づけ、対策本部として最も重要視してきた取り組みの1つです。ニュースでは、法人・事業所内の取り組み、全国から頂いた支援、時々の地域の状況などを毎日お知らせしてきました。ニュースは、いつの間にか、医療福祉生協連や全日本民医連を通して、全国各地にも届けられるようになり、郡山の現状を全国に発信する役割を持つようになりました。

 

www.koriyama-h-coop.or.jp/shinsai/%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%9C%AC%E9%83%A820120329.pdf

“チーム朝市”新鮮野菜届きました。
 色々な種類の春野菜!もう春なのですね。郡山はまだまだ“雪”?っているのに・・・・。
みなさんの温かさと静岡の暖かさが届き、これからのたたかいの励みになります。
この気持ちを全職場で感じてもらおうと、職責者会議でおわけしました。ステキな“スイセン”でした。さっそく3階病棟の入り口にそっと置かせてもらいました。すると間もなく、患者さんから「ステキだねえ?!」と歓迎されました。

 

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 3月24日から25日の2日間、富山県にて「親子リフレッシュ交流企画inTOYAMA」第2弾が行われました。郡山、富山の医療生協と、富山県生協連で交流会が企画され、郡山からは3家族9人、富山県内の4家族15人が参加しました。
 被災者に大震災や原発事故のストレスを和らげてもらおうと、昨年10月に朝日町で行われた企画の第2弾です。
 オープニングセレモニーでは、一人づつ握手をしながらの自己紹介でそれぞが親しくなりながら、第1弾から再会の場面もあり和気あいあいとした中で開会されました。また富山医療生協の石川専務理事、中山南砺市副市長から歓迎の挨拶をいただき、交流会がスタートしました。オープニング後すぐに、待ちわびていた雪遊びに子ども、大人一緒にはしゃぎまくりました!その後、宿泊先「中の屋」さんのご配慮で“雪中もちつき大会”となりました。使用されたもち米は、有機栽培の“古代米”。ふわふわのおもちに皆ニッコニコ!夕食ではおいしい地元料理がふるまわれ、中でも“クマ汁”は子どもたちにも大歓迎でした。

 

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翌日は、“わら細工体験”がおこなわれ、それぞれ世界に一つの  “わらじ”を完成させました。 
心温まるおもてなしをありがとうございました!

 

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翌日の地元新聞もこの交流企画第2弾をカラーで取り上げていました。

 

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 今回の企画でいただいた富山の新鮮野菜は、呉羽支部の農家の組合員さんがたくさん協力してくれました。この日のために日ごろ丹精込めてつくったお野菜です。さっそく各職場に配布しました。(本部、通所リハ、ひなたぼっこ、つくしんぼ保育園、2F・3F病棟)

 

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富山・広田支部米田さんより“ステキな布巾”をいただきました。ありがとうございます。

 

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 3月22日10時から、医療福祉生協連の義捐金400万円を福島県に届けました。 届けたのは、医療福祉生協連 藤谷専務 郡山医療生協宮田専務 福島医療生協渡辺専務 福島中央市民医療生協福地専務です。応対者は、福島県保健福祉部福祉監査課長 塚原啓史(ひろし)氏です。
 30分ほど懇談しました。県からは、避難地域での帰村をめぐる問題や中通り地方からの自主避難に伴う問題など深刻で複雑な悩みが出されました。

       (宮田)
 

 

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食品の線量測定を行いました。

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 22日の午後から、放射線科の撮影室で食品等の放射線量測定を行いました。使用した装置は、医療福祉生協連から頂いた「ベクレルモニター(LB200 ベルトールド社)」( 限界値 20ベクレル )です。
 サンプルは、職員が持ちよった郡山市内産の米、芋、食養科で提供している食事や自宅での食事、変わったところでは畑の土(大玉村)でした。測定結果は、食品関係は全て「ND」でしたが、畑の土は8045Bq/Kgでした。
 文科省のモニタリングポストの測定数値でも、大玉村は0.5μsv/hと病院周辺と比較すると少し高めで推移しています。

 

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青森保健生協から寄せ書きが届きました。

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 青森保健生協で開催された宮田専務の講演会の後、青森保健生協から寄せ書きが届きました。ありがとうございました。
 

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行ってきました!看護職就職フェア

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 原発事故の影響で、看護師不足が深刻です。3月17日、福島県主催の看護職就職フェアが東京「スタジアムプレイス青山」で開催されました。急な案内でしたが、今は何としても看護師確保の取り組みが最優先と、佐藤総師長、今泉課長が参加しました。
 県内27病院が参加しましたが、求職で参加した看護師は少なく、県や厚生労働省の職員との会話が多かったようです。そうした中、神奈川出身の方が桑野協立病院のブースを訪れました。この方は、高校生の時に川崎医療生協で「一日看護体験」を行った方だそうです。全国の医療生協の繋がりはいろんなところで顔を出します。
 看護師確保への執念が実を結んだのか、22日にハローワークから看護師の紹介がありました。 23日に早速事前面接を行い、来週には正式面接を実施する予定です。
 先生方の日当直の負担を軽減するための取り組みも始まっています。 4月から月2回程度当直支援をして頂く医師を確保しました。

 

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浜北36便は、春一杯の贈りものでした。

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 3月20日(祝)も定期便が届きました。職員組合員さんが心をこめて作ってくださった野菜と果物が4箱も。小松菜と夏みかんは渥美理事長宅で採れたものだそうです。医事日直だった白石さん〔西部包括支援センター〕の采配で、出番の職員とひなたぼっこに配ってもらいました。 
 驚いた事に春の花『水仙』も入っていていたとの事で受付に飾ってくれたそうです。また、手作りオレンジピールは小分けにして配り、多くの職員で頂きました。おいしかったです。ごちそうさまでした!! そして、ありがとうございました。

 

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ほんの少し、減少しましたが...

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 毎月福島県が発表している県外避難者数。2月の発表では、公表開始以来初めて前月の避難者数を下回りました。しかし、減少傾向に歯止めがかかったとは言えず、春休み期間中の転校生の増加を心配する声も聞かれます。

 

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 先日は多忙な中にもかかわらず来青していただき、貴重なご講演、誠に有り難うございました。参加者は174人(組合員73人、職員84人、一般参加17人)、でした。
  参加者からは「福島の現状を聞き、核害に正面から身体を張って立ち向かっている郡山医療生協の皆さんに心から敬意を表します。」「チェルノブイリハートの映画と宮田専務の講演を拝聴してチェルノブイリと福島の違いが理解できました。」「核害についてとても学ぶことができました。
  沈黙は共犯、声を出し行動しよう。」などなど理解が深まった事への感謝と決意が多く寄せられています。

 

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 講演する宮田専務 (青森保健生協の砂川典満 さんより)

 032203.jpg  愛媛県今治市 「オレンジハウス」森本さんより
 

 はじめまして「オレンジハウス」の森本です。今回は「せとか」「レモン」などをお送りさせて頂きます。
 見た目は小さかったり傷がついたりの柑橘ですが、私たちの園で瀬戸内の潮風と太陽を浴びて一生懸命に育ってくれた柑橘類です。どうぞ皆様でお召し上がりください。
 瀬戸内の島では、春の日差しになって参りました。この辺りも限界集落になりつつありますが、静かで空気のおいしい、とても良い風景に恵まれた所です。いつか機会がありましたら皆様でお越しください。その時が来るよう楽しみにしています。

 

各職場スタッフとつくしんぼ保育園児

 

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 カドミウムで汚染された富山市の神通川流域の農地復元事業が今年度で終了することになりました。

 イタイイタイ病の原因物質のカドミウムは、神通川上流にある神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の排水に含まれ、流域の農地が汚染された。1968年にイ病が公害病第1号に認定され、農用地土壌汚染防止法が施行されると、県は、神通川流域の1500・6ヘクタールを汚染対策地域に指定。さらに、コメの流通対策地域185・6ヘクタールを加えた計1686・2ヘクタールのうち、79年度から863・1ヘクタールの土を入れ替え、農地の復元事業を進めてきた。式典で石井知事は「昨年の東電福島第1原発事故で農地の放射能汚染が問題になり、改めて安全で安心な環境の大切さを実感した」と述べ、再発防止を誓った。

 

“核害の街で生きる”ため たたかいに学ぼう!

 

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(左)カドミウム汚染田の土地改良事業が完工する、神通川(左)と井田川(手前)に挟まれた地区、(右)神岡鉱業とカドミウムの土壌汚染対策地域

 032101.jpg 後藤さん(道南勤医協 函館稜北病院)

 

 2週間大変お世話になりました。
 支援に着たとはいえ、現場を離れてしばらくたち、どの程度働けるか正直不安でしたが、とて  も温かく迎えていただき、また、大変気を使っていただきとてもうれしかったです。
また、スタッフの方々が忙しい中、とても患者さんに愛情を持って接している様子に心が温まる思いと見習はなければいけないと改めて思いました。
 2週間という短期間の受け入れで、受け入れる側も大変だったと思います。もう少し長くいることができればとの思いと、何かもっとできることはないかとの思いが、今も続いています。
今回、郡山に来てみて、初めて知る現状がありました。
 一見、普通の日常が送られているように感じる中、気をつけてみると、あっちこっちで放射線量の測定器を見かけ、公園には除染日時の記録があり、福島の気象情報では、降水確率や気温と同じように毎日、各地の放射線量が放送される。休憩室にも放射能に関する掲示があり、対策ニュースが毎日発行され、他の法人からの看護師支援や物資など色々な形での支援が続いている。震災の影響がまだまだあり、これからも、放射能に関してなど、不安は尽きないのだろうと思います。震災当日からこの1年間、この2週間足らずでは理解できない不安や恐怖など大変な思いをしながら、現在もここで働いていると改めて感じました。どういう言葉で言い表したらいいか、「凄い!がんばっているんだ!」と思うばかりでした。
 「原発はいらない! 3.11福島県民大集会」にも一緒に参加させてもらうことができました。全国からの原発いらないの声、函館も青森の大間原発に近い位置にあり他人ごとではないと言う思いを新たにしています。
 本日3月17日は看護師の1年間の研修報告会があります。その中で今回の支援の話しをすることになりました。どの程度伝えられるかはわかりませんが、福島のことをみんなで考えれれば、原発について考える機会になればと思います。
 まとまらない文章で申し訳ありません。2週間ありがとうございました。
 

 恒例となっている支援看護師さんとの学習会を、16日夕方師長室で開きました。坪井院長の報告「核害の街で生きる」は、学習会の都度更新されており、遂にVer.50となりました。昨年の震災・原発事故以降、少なくとも50回は学習会での講師活動を続けてきたことになります。
 この中には、浜北医療生協、富山医療生協など他の医療生協や、小学校のPTA、町内会など、郡山医療生協以外での講演も多く含まれています。

 

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 3/2?3で開催された医療福祉生協連事業所利用委員会責任者会議で「災害時の事業所の役割」をテーマに指定報告を行ってきました。報告内容は、委員会事務局が準備した内容を2月の事業所利用委員会で報告し、委員の意見を盛り込んで作成しました。
 郡山からの指定報告に対して、「1年後の現状、今求められる支援は何か、震災時病院の職員は何が大変だったのか」といった質問が出されました。「今求められる支援については、検査装置を購入するお金が必要です」とストレートに答えてきました。
 感想としては「職員の全体集会を開き意志統一したのが良かった」「福島の現状が判らなかったが、報告を聞いて自生協に持ち帰り募金活動を進めたい」「放射能問題に対して知らないことが多かった」などがあり、福島県の情報が届いていないこと、原発事故や放射能問題の捉え方の温度差が大きいことを実感しました。

 

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 低線量被曝については解らないことが多い。ただし世界的には安全な被曝はないという考えが主流となってきています。
 この状況では「解らないものは解らない」と各自が認識し、また、「解らないから安全だ」とは思わないで、「解らないものは危険」と考えて最善の防護活動を維持するのが自分と子供達を護る上では重要な考え方だと思う。
これからは食品からの内部被曝に充分に気を使う必要がある。
 郡山医療生活協同組合は食品のベクレルメーターを持つことが出来た。職員、組合員がともに語り合いその活用方法を考えていきたい。
 核害対策室からは各種の情報が発信されます。日常生活の中での防護活動を通じて沢山の仲間が集うことが出来ればこんなにうれしいことはない。 (坪井)

 

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看板は吉川一男氏
(組合員:三穂田町)

 福井民医連から贈られてきた“新鮮・拘り?卵”は、西東八百屋の粋な計らいでまずは保育所へ。残りはその場で抽選となりましたが、最初に当たったのは師長室、“やらせか”の声もかかりましたが、14職場に上手く配られました。2度当たった2階病棟はラッキーでした。

 

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031701.jpg 鶴田さん(近畿高等看護専門学校)

 

 私は、震災当日から何か支援できないか、何かお手伝いすることはないか考えてきました。しかし、仕事の関係で都合がつかずカンパ袋に義捐金を支援させてもらうことで約一年が過ぎました。
 12月に上司との面接で支援に行きたい旨を伝え今回、この機会を得ました。いざ支援が決まると、何ができるかということを考えました。まずは自分の体調管理をしっかりして支援当日、万全で行けるように心がけました。そして、自分が抱えている仕事を少しでも整理して支援後に影響が出ないようにしました。とにかく、支援するということは、その前後もしっかり整えることが必要ということをつくづく感じました。
 支援当日、病棟スタッフの元気の良さに驚きました。石井師長を先頭に震災と原発の悪夢を一致団結して乗り越えるという強い意志を感じました。そして皆が「いたわり」「助け合い」「感謝する」という気持ちを大切に、日々の日常業務にあたられているという姿に驚き、この方々の「力」にどうすればなれるか戸惑いました。とにかく「私を使ってもらう」ことに徹しようと決め6日が過ぎました。今この6日間を振返ると、オリエンテーションの時オリエンテーションの師長の腕に鳥肌が立っていたこと、震災時の支援の状況をお話していただいた時に涙ぐむスタッフ、東電が示した理不尽な補償に涙ぐみ憤りを訴える姿を目の当たりにして、私も心が痛かったです。でも皆さん、大丈夫です。大いにつらさ、憤り、悲しさ、大いに語ってください。我々仲間がしっかりと受けとめともに闘い、そして支えます。「大丈夫ですよ」
 今回の支援でスタッフの皆さんが常にかわされていた言葉「大丈夫ですよ」「大丈夫?」「ありがとう」逆に元気をいただきました。ありがとうございます。

チーム朝市からの35便 ひと足早い春

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 沢山のネギとつぼみ菜などの春野菜が送られてきました。つぼみ菜と同様の春野菜といえば、この辺では茎立ち菜でしょうか・・・昨年は原発事故の影響で、一度も食べられなかったことを思い出します。
 ブロッコリーロマネスク(外来師長に「八百屋は野菜の名前くらいちゃんと知ってないとダメだ」と言われ、インターネットで調べました)に小さな芋虫も付いてきてしまったようです。芋虫は、ちょうどそこを通りかかった○子師長に「お前、どっから来たんだ?こんなに遠い福島まできちゃったな!」と優しく声を掛けてもらっていました。今回は、つくしんぼ保育園、外来看護部、眼科、郡山東介護保険センターに。
 外来看護部は、頂くことを前提に昼休みにはお湯を沸かして準備万端。そう言えば○原医師の“焼きねぎ”のお陰で、外来はネギの匂いで・・・。

 

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後藤さん (大阪民医連:ヘルスコープおおさか病院)


3/27まで2階病棟でお手伝い頂きます。

 先日、広島の宗吉さんから『はるか』を送っていただきましたが、今度はそのはるかの生産者の森本さん(愛媛県)から『はるか』と『ネーブルオレンジ』が届きました。組合員さんと職員とで頂きました。オレンジを受け取った職員のWさん「オレンジうれしい!土曜日の学童のお弁当のデザートにします。」と大変喜んでいました。森本さんありがとうございました。

 

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 あの忌まわしい震災から一年が過ぎようとしています。現地の様子がテレビに映し出されるたびに、心を痛めております。その地に残られ精力的にお仕事をされている皆さんには頭の下がる思いです。

 私たち埼玉協同病院ボランティアとして気持ちばかりの物ですが、送らせていただきます。

 子供さんたちがあの恐怖から一日も早く脱されることを祈っています。
 

 2012年3月9日
   埼玉協同病院ボランティア
     「ひとつぶの会」一同 

 

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 031501.jpg 西村さん(京都民医連:医療法人葵会)

 

 坪井院長、佐藤看護部長 師長室のみなさま、3階病棟の石井師長とスタッフの皆さま、温かく迎えて頂きありがとうございました。たった1週間という短い期間、且つ医療現場を離れて十数年の私がどれだけの支援が出来ただろうかと思っています。
 桑野協立病院は、京都とは比べ物にならない敷地内に放射能線量計がありました。その他は何も外観的には震災被害はわかりません。ただ、目に見えない放射能があるだけでした。支援初日、院長先生からの“核公害について”の学習会は、福島で生きていくため、?正しい情報の共有(情報の格差の認識)?教育―特に子供たちに正しい情報を伝える ?検査体制 の重要性を学びました。 チェルノブイリ事故で被害を受けたベルラーシ共和国に行き、この郡山で生きていくため何をしなければならないかを学び講演活動をされていました。民医連の医師として熱い思いが伝わった学習会でした。「人が一生かかって経験する事を桑の協立の職員は一年で経験しました」と話された院長の言葉が印象に残っています。また、3・11震災の時を振り返っての職員さんの貴重な話もその夜の歓迎会で聴かせて頂きました。止まらぬ大きな揺れに「あーこのまま死ぬのかなー」と思い、病室のベッドに走り患者さんの手を握りながら声をかけ、患者さんの頭を洗面器でかぶせた話。子供の安否がわかるまで不安で仕方なかった話。今も子供たちの将来が不安という話。全体職員集会で院長が、「この病院に私たちは留まる! 行政から避難しなさいと言われたら、患者さん達を全員避難させ、最期はテレビ局を呼んでピースするべ!」と話された事が心に残っているという話。病院職員さんや病棟の皆さんは、全国からの支援で励まされながら、毎日必死に笑顔で患者さんと向き合っていました。でも、震災一年目を迎える今、“振り返るのが切ない”と呟かれた看護師さんの言葉からまだまだ辛い!思いが見えました。
 患者さんや地域の人たち、自分の家族に向き合いこの福島で桑の協立病院の職員として頑張っている皆さんの姿を目の前で見て、福島以外の私たちは何をすべきかを今後も考えていきたいです。プレゼントに頂いた本、写真とメッセージカード、笑える“張り子のひょっとこ”、あったかーい東北弁と磐梯山、そしてみなさんの支援者への“おもてなしの心”を学ばされた1週間でした。
 法人の看護部、職員に支援報告させて頂きます。さっそく療養棟での医療懇談会にも報告時間を頂きました。ありがとうございました!
 

 組合員センター前のミニ集会へは、北海道民医連、浜北医療生協からの参加も含めて250人の方が参加しました。

 

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 3.11原発いらない!県民集会に先立って、参加者が組合員センター前に集合してミニ集会を開催。当日は北海道民医連や浜北医療生協からの仲間も加わり、250人を超す参加で気勢を挙げ、会場まで行進しました。また、参加者には3日がかりで作られた甘酒がふるまわれました。

 

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 左から挨拶に立つ橋本理事長、連帯の訴えを行う米林道民医連事務局次長、橋爪きたはま診療所師長の各氏

 

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 3.11県民集会当日は、午前中に北海道民医連、浜北医療生協のみなさんと一緒に学習会を開催しました。坪井院長の「核害の街に生きる」という報告も「Ver.49」となり、「平成の民権運動を一緒に取り組みましょう」と訴えました。北海道からは、脱原発のタペストリーを、浜北医療生協からは組合員加入4人を頂きました。

 

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食養科から感謝を込めて

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 「日頃の感謝の気持をこめて、手作りクッキー作ろう!ということで、昨日は結城さん、真柄治子さん。今日は中里さん、阿部さん、安彦くんで心をこめて作りました。おいしくできました!!」 

          (食養科:中里)

 クッキーは、11日にお出で頂いた北海道民医連と浜北医療生協のみなさんにお渡ししました。

 

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031401.jpg 石渡さん(神奈川民医連:川崎医療生協)

 

 石渡さんは、1日早く着いて県民集会へ参加。3階病棟で31日までお手伝い頂きます。

 呼び掛け人代表の清水修二・福島大副学長は、「『原発いらない』の声は痛恨の思いを込めた福島県民の叫び。この声を全国の心ある人に届けるのは、県民の使命であり義務だ」と訴えました。

 ノーベル賞作家の大江健三郎さんも壇上に立ち、政府や産業界について「政治的、経済的責任よりも、人間が生きていく上で倫理的責任を重んじないといけない」と批判しました。

 

 県立あさか開成高2年、鈴木さん(17)は「原発がなければ、被害に遭った人を助けに行けました。人の命も守れないのに、電力とか経済とかいっている場合ではないはずです」と訴えました。しかし、この日野田首相は「原発再稼働へ自ら先頭に立つ」と表明。稼働している原発は2機、これからが闘いの正念場となります。

 

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いざ、デモ行進に出発!

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裏舞台でも活躍しました。

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東京電力との損害賠償に関する交渉

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 3月9日(金)15時30分から17時15分から、組合員センター2階会議室で、東京電力との損害賠償に関する交渉が行われました。参加者は東京電力3名、郡山医療生協11名

 

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 031001.jpg 上島さん(立川相互病院)

 

桑野協立病院2階病棟の皆様 へ

 

 岡田師長さんはじめ皆さんお元気でしょうか。また、短い期間にもかかわらず、心のこもったメッセージカードまで頂き、ありがとうございました。早いもので東京に帰ってもう1ヶ月が経ちましたが、あの2週間は私にとって、いろいろな意味で記憶に残る経験でしたので、つい昨日のことのように思い出します。まじめな話をしますと、いつ健康被害が出るかという不安、また今も時々続く地震の恐怖の中、個人の不安を抑えて笑顔で仕事をされている様子に強さ、逞しさを感じ、皆さんのがんばる姿を自分の目で見て、一緒に働けたことを光栄に思えます。
 くだらない話をすると帰ってからは私、ちょっと雪知ってるよ!って自慢してみたり、実は2月29日も東京は大雪?だったので、慣れたから大丈夫!って言ってみたりしています。
 職場でも先日報告会をしましたが、私のつたない説明より、と思い、皆さんからいただいたメッセージカードを同僚たちに見せたところ、皆さんの想いに、みんな感動したようで涙を見せたスタッフもいました。また、こちらでも長期的支援のため支援希望者を募りました。私も出来るならばもう一度伺いたいと思います。
 まだまだ寒い日もあるでしょうし、根本的な問題は何も解決されていない現状での生活は、ご苦労が多いと思いますが、自分の生活を守ること、それに夢をあきらめないでください。
 私たちに出来る支援をこれからも探してみます。ご迷惑をおかけしたこともあったと思いますが、とても貴重な体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
  

みんなで3.11県民集会に参加しよう!

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3.11東日本大震災から1年・・・

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医療生協健文会(山口県)機関紙“健康のひろば”より


再び福島から…                      桑野協立病院 江川事務長
 
 土砂降りの「健康フェスタ」でご報告させて頂いてから、5ヶ月が経とうとしています。正月早々、宇部協立病院からは、看護師の松本有嘉さんを支援に派遣して頂きました。本当にありがとうございました。私達は、看護師支援を初めとした全国からの物心両面にわたる励ましに支えられながら、事業と運動を継続しています。11月には、宮田専務と坪井院長がチェルノブイリ視察に参加してきました。チェルノブイリの経験に学び、核害の街で暮らすための様々な取り組みを始めています。

 

事態は改善に向かっているのでしょうか

 昨年12月、野田首相は原子炉内部の状態すら把握できていないにも拘らず、冷温停止状態にあるとして「収束宣言」を発しました。財界の要請に応え、強引に原発の輸出と再稼働への道を拓こうとしています。
1月、二本松市の中学生から三ヶ月の積算線量が一mSVを超えているとの報告が伝えられ騒然としました。原因はマンションの基礎に使われていた砕石でした。この砕石は、避難区域となっている浪江町から運ばれたものです。国の説明は「砕石については使用前の線量測定は不要としていた」とのこと、これもまた「想定外」です。原発事故の影響そのものが、未だに正確には把握されていません。そして今、冷温停止状態と言われた二号機の温度が再び上昇し始め、国は大飯原発の再稼働へ向けて舵を切ろうとしています。

 

原発ゼロの時を見据えて

 1月27日に島根原発二号機が定期点検に入り、中国電力の全ての原発が止まりました。現在稼働しているのは全国で僅かに三機、四月には全ての原発が停止する瞬間が訪れます。「原発が再稼働しなければ電力不足で大変なのでは?」と真面目に心配されている方もおられます。原発ゼロのその瞬間をしっかりと見据えておきたいと思います。御承知のとおり、中国電力の筆頭株主は山口県です。みなさんが、主権者として、中国電力に最も影響力のある県を動かし、再稼働を許さない取り組みを進めることが、脱原発への確かな一歩となるのではないでしょうか。

 

郡山医療生協「核害対策室」から

 最後に、郡山医療生協からの提言をご紹介して、「再び」のご報告とします。
 

1、地域のいたるところに、モニタリングポストを設置すること
1、一人一人が線量計をもって、自分自身の積算線量を知る(自己決定権の主張)
1、全ての小・中学校に食品線量測定装置とホールボディカウンターを設置し、

  食品と人体の汚染度を、何時でも誰でも測れるようにすること

近畿高等看護専門学校からの寄せ書き

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学生さんと教務の方々、みんなで寄せ書きをしていただいたそうです。
心のこもった寄せ書きありがとうございました。
 

 

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支援看護師のご紹介 鶴田さん(京都民医連:近畿高等看護専門学校)

宜しくお願いします。

 3月5日に本宮市にある“えぽか”市民元気いきいき応援プラザを訪問してきました。(参加者:小抜、鹿又、宮田、渡辺(わたり) )
  本宮市では、ホールボディカウンターを導入し、市民に無料で内部被曝の測定を行っており、その様子を見学してきました。
 機器はプラザのホール一角に設置してあり、放射線技師、看護師、保健師、事務の6名体制で測定・相談体制をとって1日、60人枠でおこなっています。
 測定の前に、事前の体表面汚染がないかどうかをベータ線用サーベイメータで念入りにスキャンします。必要なときは、手を洗ったり、病衣にきがえて行います。体表面のチェックがすんだら、ホールボディカウンターでガンマー線を測定します。測定時間は5分間です。椅子型なので子どもやお年寄りには便利です。しかし、5分間は長い感じがしました。
 その後、結果や今後のフォローについて説明がされます。長い人で1時間かかる人もいるということで、体制的には1日丸まるかかる流れでした。
 実際、測定だけではなく事前の点検やキャリブレーションで時間がかかったり、日常的なメンテナンスは検出器の安定のため電源やエアコンは24時間付けっぱなしなどランニングコストはかかるとのことでした。
 ガンマー線を測定するホールボディカウンターはアメリカでは医療機器として扱われており、本来は管理区域内で厳密に管理、使用されている機器です。そのため扱いは専門的知識が必要であるのと同時に、本来は30分から1時間で測定されているものをスクリーニング機器として使用していることからデータがばらついてしまうほど扱いが難しい機器です。
 雨の中での見学でしたが大変勉強になりました。

 

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椅子型のホールボディカウンタ

 

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体表面サーベイメータ ・ 体表面測定の様子
 

浜北野菜 34便 到着!

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 昨日7日に浜北野菜34便が到着しました!

 今回も種類が豊富!ねぎ、春菊、水菜など7種類が入荷しました。つくしんぼ保育園、医局、組織部、アイメイトくわの、相談室に配達されました。
 組織部に持っていくと、珍しく?宮田専務がいて「直接、野菜をもらうのは初めてです。」と初体験!のうれしさで人参で“はい!ポーズ”となりました。

 いつもいつも新鮮な浜北 野菜、ありがとうございます!

 

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高速道路通行止めでも・・15時間走破!

 
 3月5日に名古屋から車で15時間かけて到着したのは、南医療生協“わいわい長屋”の守衛さん、平田哲彦さんと高橋勝夫さんのお二人です。その日は早朝から大雪!心配していると7時に平田さんからTELが・・・「栃木で高速が通行止めです」との連絡がありました。15時過ぎに到着!ナント15時間以上の長旅!


 病院となりにある“島の湯”で疲れた体を癒して次の日に備えました。
 翌日は、あいにくの雨。しかし風もなく気温もOK。朝6時から準備を始め、朝の報告会に参加された時には、できあがった焼きいもを職場にわけていただきました。“超美味”でした。

 

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6日の朝、スタンバイOK!


 朝の報告会では、わいわい長屋のヘルパーさんたちが心をこめて作った手編みの帽子とマフラー、毛糸たわし、小物入れ袋、コースター、しおり、ストラップなどが届けられました。
 

いよいよ焼きいも屋さん本番!
 

 ドラム缶を二つに切って作ったお手製「焼きいも製造機」が並べられ、本物の職人さんのような手さばきで次々とサツマイモが焼かれていきました。
 お店は病院玄関前に設置。受診に来た患者さんの元気よく声をかけ、歩み寄る患者さんたちと交流を深めました。また、仕事の合間を見てきた職員も予約をしていくなど大いに繁盛しました。

園児たちもニッコニコ!
 

 10時のお散歩にやってきたつくしんぼ保育園の園児たち。“焼きいも屋さん”に立ち寄り、ホックホク!の焼きいもをいただき、大きな声で「ありがとうーございます!」元気いっぱいお礼をしていました。
保育園に戻って焼きいもをほうばった園児たちは、声をそろえて「甘くておいしー!」と満足のひと時でした。

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園児たちは、サンタさんが来たみたいでした
 


郡山医療生協に加入!売り上げを出資金へ!


 わざわざ名古屋から支援に来たことを伝えると・・・興味を持って買っていかれて、もってきたサツマイモ全て売れました。
 平田さんたちは「売り上げはすべて出資金に・・・」と売り上げの2万円すべてを郡山医療生協の組合員となり、出資していただきました。

 

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園児からのお礼の色紙

 

半年ぶりの再開


 昨年のサマーキャンプでわいわい長屋にお世話になった2階病棟の川口さんが夜勤明けでかけつけ、平田さんたちと半年ぶりに再会することができました。

 

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半年ぶりに再会した川口さん


 本当にありがとうございました!また来てくださいネ!

 3月3日?4日にかけて、富山医療生協のお招きで、坪井院長が富山医療生協を訪ねました。3日は、医局の先生方との懇談会、4日は富山医療生協“組合員のつどい”での報告を行ってきました。
 154人の組合員さんが参加した“つどい”は、婦中支部組合員さんのおらっちゃ劇団による「いらんちゃ原発」の寸劇のに始まりました。婦中支部はイタイイタイ病の患者さんがたくさん出た支部だそうで、「班会で原発署名について話し合う」という設定で、富山弁で準備されたものだそうです。演劇の後は坪井院長による「チェルノブイリ報告と郡山医療生協の取り組み」と題しての講演となりました。
 「情報格差を改善するために、生協で組合員や地域に知らせようとしておられることがすばらしいと思った。」「原発か、我々か、どちらが主権を取るかの重要な分岐点に立っていることを実感した。」「富山でもヨウ素剤の準備やモニタリングポストの設置を求める運動などをしていきたい。」など、たくさんの感想が寄せられたそうです。
 

 

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030602.jpg 原さん(清水ケ丘セツルメント診療所)

 

 昨年の大地震によりひき起こされた原発事故。 放射能汚染により住みなれた町から避難された多くの人が、帰れない状況が続いていることに心が痛みます。生活そのものをうばわれてしまったことにどのような思いでいられるのか、想像に絶するものがあります。甚大な被害を引き起こした原発を稼動させようとする勢力があり、とても腹だたしく思っています。
 被爆の不安をかかえながら、この町にふみとどまり患者によりそう医療、看護、介護を継続している皆様に心から敬意を表したいと思います。様々な苦悩をかかえての日々の生活と思います。そうした不安がなくなるように、原発をなくすためにできるかぎりの活動をしていきたいと思っています。十分なお役に立てず申し訳なく思っています。病棟のスタッフの方々が暖かく、いろいろと気づかっていただきましたことに感謝しております。皆様の御健康と御活躍を心からお祈りしています。
 

医療生協さいたま機関紙「けんこうと平和」3月号から転載させて頂きました。

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毎日のように届いた支援物資
 
 近くにあった洗面器で患者さんの頭を守る、点滴がはずれないように押さえる―2011 年3月11日、私たちの桑野協立病院では看護師たちが、必死で患者さんを守っていました。翌日には、約六〇?離れた福島第1原子力発電所の1号機建屋で水素爆発がありましたが、そのことへの不安よりも、地震への対応で精一杯というのが実状でした。薬も消毒薬もおむつも何もかもが手に入りにくいという状態を支えたのは、日本医療福祉生協連や全日本民医連からの支援物資でした。13日の深夜から、毎日のように全国からトラックが到着し、地域の人たちも、「この病院はいったい何なんだろう」と驚いていたようです。
 支援物資は、地域の避難所や福祉施設、社会福祉協議会に届けると同時に、震災後の対応のために病院に寝泊まりしていた職員の生活をも支えました。彼ら自身も被災者でした。

 

全体集会を開き、とどまることを選択
 
  地震や津波による被害は目に見えるので明らかですが、問題は放射能の被害です。見た目は何も変わらないので、被災者の中にも温度差がありました。私自身、放射能について特別な教育を受けていたわけでもなく、事前の認識があまかったといわざるを得ません。事故直後に子どもを避難させた若い医師から、このままでは家族一緒に暮らせないと退職の申し出があり、ようやくこれは大変なことだ、と実感しました。
 多くの職員が、親戚や友人から、「まだ郡山にいるのか。早く逃げなさい」と言われました。私たちも病院ごと避難すべきではないか、という話も出ました。明確な判断基準は何もありません。そこで全職員を集めた全体集会を2回開いて話し合い、行政からの指示があったときは、みんなでまとまって避難するという方針を出しました。幸い、最終的には、退職した職員は数人にとどまりました。
組合員さんが米や野菜を届けてくれたり、教員OB・OGが病院で奮闘していた職員のために学童保育を引き受けてくれたことは、職員にとって大きな救いとなりました。
 

放射能を可視化する学習と情報発信
 
 原発事故の後、私たちは、学習と情報発信にとりくんできました。線量計で、職員が家の周りや子どもの通学路の放射線量を測定して放射能を可視化し、支部で汚染マップを作り、町内会やPTAに届けました。職員自身が放射能に関する学習を始めるとともに、町内会、学校、役場などにも講師を派遣しました。学習会は8月までで約60カ所に及び、約5千人が参加しました。医療生協の活動への信頼感があったからこそだと思っています。
 昨年11月、「ベラルーシ・ウクライナ福島調査団」に加わり、チェルノブイリ原発から30?圏内のコマリン地区に視察に行きました。この地区の学校には、食品の放射線量を子どもたちが測ることができる器械がありました。また地域住民約4千人の健康管理をしている診療所には、住民がいつでも内部被ばくの検査をすることができるように、ホールボディカウンターがありました。こうした環境が整ってこそ、健康に生きるという権利を守ることができます。郡山医療生協でも、さっそく食品の放射線量測定器を手配し、今月中に届く予定です。
 ホールボディカウンターは、郡山市でも2台導入する予定ですが、これでは住民全員のチェックをするには、約20年かかる計算です。この装置は非常に高額であるうえ、医療用機器ではないので、測定をしても診療報酬の対象になりません。それでも組合員をはじめ地域の人々の健康を守るために入手したいと、医療福祉生協連などに相談しているところです。
 原発問題は決して「福島で起きた事故」ですませられることではありません。どこであろうと二度とこうした事故が起こらないように、情報発信を続けていきたいと思っています。検査などで、いったん4月にはすべての原発が止まる予定ですが、うっかりしていると再稼働の可能性がないわけではありません。今、皆さんにお願いしたい支援は、原発を再開させないという強い意志を継続してくださることです。
 

※この記事はインタビューをもとに構成しました。
 

  [以上、原文のまま]

郡山のみなさんへ


 お元気ですか。先日の看護責任者会議では、石井師長さんとお会いできて嬉しかったです。桐山さん、安藤さんのネギがたくさん届いたので送ります。 久しぶりの発送ですが・・・
3・11郡山の集会へ参加しようと思っています。介護(ケアマネ)の職員もいっしょに参加したいと思うので、またご連絡します。      

 [橋爪師長さんより]

 

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ご支援のお出で頂いた山本さんからです。

 いつもご支援をいただいております郡山医療生協です。放射能汚染の心配がまったくない、新鮮で安全な野菜を長期にわたり送ってくださる温かい気持ちに、私たちが出来ることを少しだけ、形に表したいという思いから、組合員さんに声をかけて縫いためた品々をお送りいたします。
 「寿の花ふきん」は、85歳の伊東美智子さんがぼけ防止にと一日二枚仕上げを目標に縫い上げました。「手差しとピンチ」は明るく元気いっぱいのボランティアの西山トミ子さんが「出来上がった物をあげたときの笑顔がうれしくて作っているのよ」と。ポーチは、組織部の幕田さんが人はひと針ひと針、心をこめて作りました。ハート型の香り袋は生協のマークをイメージして増子副理事長が自ら思いをこめて仕上げました。長いご支援に言い表すことができないくらいの愛情と温かさと・・いっぱいいっぱい感じております。絆でつながっていることを心の支えに核害の街でがんばっています。

 

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年度末月間 役職員・組合員スタート集会

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 第4期計画病院増改築のスタートの運動に弾みをつけるため、年度末を増勢で迎えること。そのために、役職員・組合員が結集し、仲間増やしの目標を達成させようと意思統一を行いました。
先崎伍郎理事からは「史上最大の作戦です。一人で戦うと負けるので皆で」橋本理事長からは「全国の支援に対する恩返しです」とあいさつがありました。
 その後、各職場からリレーアピールを行い、3階看護師石崎さん、2階看護師白岩さん、居宅大和田さん、眼科看護師三瓶さん、総務今泉さんなど、年間目標をもって継続的に拡大を行っている職場からは、これまでの実績と今後の具体的目標が、
食養真柄さん、リハ遠藤君、薬局玉川さん、検査山田さん、レントゲン佐々木君、通リハ台代さん、ひなたぼっこ中川さんなど新たな取り組みを始める職場からのからは、「今日から波に乗ってがんばります!!」と決意をこめて報告がありました。
 最後に、富田支部浜尾さんのガンバローコールで、病院周辺の訪問行動に出かけました。
訪問前に元気と幸せをくれた1支部の皆さんが作った「とん汁」とおにぎりご馳走様でした。

 

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(左側)後藤さん?道南勤医協:函館稜北病院? 2階病棟へ 2/29?3/14
(右側)西村さん?京都民医連:おおみや葵の郷? 3階病棟へ 2/29?3/7

よろしくお願いいたします。

 

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原さんといらしたばかりの2人との学習会です。

和やかな雰囲気の中にも真剣に 郡山の現状とこれからを理解していただきました。

新日本婦人の会白河支部で講演

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 2月26日(日)白河市立図書館にて、坪井先生の講演会が行われました。
今回の講演会は医療生協企画ではなく、新日本婦人の会白河支部が主催したもので、55名の方が参加されました。
 「チェルノブイリとフクシマの違いをきちんと捉え、そこから学んだことを生かせれば、チェルノブイリの今は決してフクシマの未来ではない。」との力強い言葉に、来場者は深く感銘を受けたようでした。
 また、今直面している私たちの課題“情報の格差”について触れ、垂れ流しの情報に頼る危険性と、情報技術(パソコンや携帯など)を自ら使い、情報を得る事の必要性について問題提起され、最近薄れてきた自己防衛、自助努力を再認識できた貴重な時間となりました。
               

(組織部 長谷川)

 

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 2月24日広島の有限会社むねよし企画の代表者(宗吉邦夫)様から、『はるか』が送られてきました。はるかは“果物のなかのお菓子”と言われているようです。つくしんぼ保育園をはじめ、全職場に届けました。
 皮は、マーマレードにするとおいしいとレシピも入っていたので、食べた傍から「皮集め」に必至になっていた人もいました。ペクチンたくさん取れそうですね。
 見かけからは想像できない「初めての味」と「春の暖かい風」を感じながら、おいしく食べさせていただきました。ありがとうございました。

 

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