2012年4月アーカイブ

日本赤十字社から"車両"贈呈

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 昨年の東日本大震災とその後の原発による避難者にたいして、ひまわりの家デイサービスセンターと郡山東介護保険センターが相談支援とサービス提供をおこないました。継続して支援するうえで必要な事業所にということで、ひまわりの家にたいして日本赤十字社から車両が寄贈されました。4月25日に車両の引渡しを受けました。橋本恭司理事長と坂本豊子所長がキーを受け取り、田村理事と郡山東支部の皆さん、事業所の職員が同席しました。

 

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 原子番号が同じでも重さ(質量)が違う同位体の中で、ひとりでに別の種類の原子に変わってしまう不安定な性質をもっているものがある。このような性質のことを「放射性」とか「放射能」と言い、放射能をもつ物質を「放射性物質」と呼ぶ。放射性物質そのものを放射能と言うこともある。
 放射性物質の原子核は不安定な状態にあり放射線を出して、より安定した原子核に変わっていく。こうした変化を「放射性崩壊」という。放射性物質は“安定するため”に放射線を出す。

 

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浜北44便 "わらび"が届きました!

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 24日に浜北43便が来たことをお知らせしましたが、25日に続けて44便が届けられました。それも“クール宅配”でした。中身は、これも春ならではの山菜“わらび”。浜北の安藤さんから手紙も添えて送ってくださいました。
 

 「かつを節をかけて・・・あ~美味しそう!」

 

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 4月21日、須賀川岩瀬支部総会にて、宮田専務のチェルノブイリ視察報告会を開催しました。須賀川で農家をしている組合員からは、「店に出荷するまで食品測定を実施し、50ベクレルを超えると直接生産者に連絡がいくようになっている。生産者も消費者もきちんと測定した結果を見て、判断できる状況が一番安心することだと思う」と語っていました。(六郎田)
 

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 24日に浜北野菜43便が届きました。先週40便が届いたと思ったら、玉ねぎ便、たけのこ便と連続して採れたて野菜が届けられました。よって今回の43便は“ひなたぼっこ”スタッフへ・・・春菊やさやえんどうをはじめとした新鮮野菜。スタッフはさっそく「早く新鮮なうちに処理しよう」と厨房に持ち込んでいました。

 

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22日PM 本宮支部総会にて講演

 

 4月22日(日)の午後、本宮支部の総会にて「核害の街に生きる」の講演会が開催されました。福島民友の行事案内にも掲載されたのもあり、はじめて見る顔の方がちらほら。赤ちゃんを抱えたお母さんもいました。
 先月、開成山で開催された県民集会の発言を引き合いに出し「“原発がなければ被害にあった人たちを助けにいけました。”という女子高生と、“政治的経済的責任よりも、人間が生きていくうえでの倫理的責任を重んじなければならない。”というノーベル賞授章者(大江健三郎氏)は、言葉は違っても同じことを言っている」と解説。原発に対して、共存や共栄、折り合いをつけるなどということはできず、廃炉を主張していかなければならないと、冒頭から熱のこもった講演となりました。時折、ユーモアを交えると笑いも起こり、参加者を惹きつけられながら、あらためて考える貴重な時間をつくり出すことができました。(組織 小抜)


22日AM くわの福祉会にて講演
 

 4月22日にくわの福祉会後援会総会で、坪井院長の「核害の街に生きる」講演会が開催されました。いのちよりも電力や経済を優先する今の動きに関して、参加者からは原発廃止は将来のためにもすすめなければならない運動であると心強い意見が出されました。この日、坪井院長は本宮支部総会での講演と午前、午後のダブル講演となりました。(六郎田)

 

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 使用済み核燃料、「高レベル放射性」は、地下深くに埋めることが考えられている。しかし、何万年もの間、放射線を出し続ける核のゴミを安全に処分できる保障はなく、受入れ処分地も決まっていない。また、放射能に汚染された防護服やフィルターなど処分できない低レベル廃棄物も、原発を運転する限り増え続きます。

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 21日(土)通所リハビリ(午前)とひなたぼっこ(午後)で民族歌舞団「花こま」の公演が行われ利用者など合わせて80人程が鑑賞しました。
 「花こま」は姫路市を本拠として海外公演もおこなっている歌舞団で、姫路医療生協の紹介で県内3医療生協での公演をおこなうことになったものです。被災地支援ということで全くのボランティアで来てくれました。
 浄瑠璃人形の花笠音頭から始まり、もちつきばやしで会場は大盛り上がり。通所リハでは利用者代表が「楽しいひとときを過ごしました。本当にありがとうございました」とお礼のことばを述べました。
 6名の団員の方々は、原発の状況や県民が置かれている実態を知りたいとの要望があり、江川事務長が公演後説明し懇談しました。
 この日「花こま」の皆さんは、前日公演の福島から早朝経ち8時30分には通所リハについて2時間にわたる準備を開始し、午前の公演後昼休みもとらず午後のひなたぼっこの準備に2時間、懇談終了まで15時間、周りが心配になるほどのハードな日程でした。最後に保育園まえのモニタリングポストを見学して、翌日の子ども劇場公演の福島市へ向かいました。
 

 

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電力会社1社に匹敵する大型自家発電

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 電力会社以外に大型の自家発電設備を持つ大企業がある。その総発電量は電力会社1社に匹敵するほどの規模で、小型も含めると総発電量はおよそ6000万kwにおよび、「埋蔵電力」とも呼ばれています。 
 この埋蔵電力に関して、政府はアンケート調査を行って「ほとんど利用できる量はない」としたが、ピーク時にフル稼働で発電し、高い料金で販売できる仕組みと作れば、夏の電力として活用できる可能性があります。

 

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東神戸から"架け橋"メッセージ

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 2012年4月14日神戸健康共和会(東神戸)第33回看護・介護総会に佐藤総師長が招かれ、講演を行ってきました。その後共和会看護部からみなさんのメッセージが寄せられました。メッセージはフォトアルバムに心を込めて綴じられていました。
 看護部長 津川計子さん 「震災を乗り越え、核害にもしっかり対峙して活動されている姿に大きな感動をいただきました。安心で住み続けられるまちつくりに生命と健康を守る活動に共にがんばりましょう。」 

 

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思いのこもったメッセージファイル

火力発電と水力発電で原発要らない!

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 日本国内に火力発電所は2791あり、電力量は1980年で66%、2008年で65%と全体の2/3。その燃料は日本炭鉱をつぶし、石炭を輸入している。
 一方、水力発電は最大出力は4万7966MW。1980年の17%から2008年には8%と半分にしてきた。同時に稼働率も19%と低い。稼働率は火力発電所でも50%程度。単純に計算すると、水力と火力の稼働率を高めれば、原発がなくても電力は足りることになる。

 

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 「ストップ原発・電力と自然エネルギー」より

 20日に待望の食品測定器上位機種(LB2045)が入ってきました。これまでLB200の簡易測定器2台で測定をしてきましたが、井戸水測定の際に特定できない核種(放射性鉛など)への対応に迫られました。今回の機種は20数種類の核種特定が可能のため大きな役割を発揮することができます。また、PCソフトウエアを活用し、スペクトルを見て判断できるのも特徴です。ただ設置場所によってはバックグラウンドが大きくなってしまうなど対策も必要です。基本設定が済み次第稼動予定です。

 

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入荷された上位機種

 日本の原子力施設では、これまで何度も大きな事故が起きています。そのたびに原子力業界は事故を小さく見せようと、マスコミを使って「たいしたことはない」としてきました。また電力会社・原子力業界はたびたび「事故隠し」を行ってきました。東京電力は、1978年に福島第一原発3号機の制御棒脱落でおきた日本初の臨界事故を、2007年まで隠し続けました。

 

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カラー図解ストップ原発4・原発と私たちの選択より

 先週後半から病院前の桜並木が鮮やかな桃色の花びらを開かせています。昨年は桜どころではありませんでした。
 記憶にも残っていません。あれから1年がたち、やっと桜にも気づくようになりました。
 全国の仲間からの支援に支えられ、今年はみんなで一歩前へ進んできましょう。

 

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病院前の桜並木

 地球温暖化の原因とされる二酸化炭素が、発電時に発生しないと言うだけで「原発はクリーンエネルギー」「温暖化防止のためには、原発が必要」などと宣伝されてきた。でも、それは事実に反する。まず、原発の燃料ができるまでには、ウラン鉱石の採掘、工場での精錬と精製、濃縮加工、そして運搬といった長い道筋がある。その過程では、莫大なエネルギーが消費され、それにともなって二酸化炭素が発生する。さらに原子力関連施設を建設する時にも、運転開始後も大量の二酸化炭素が出される。このグラフを見れば、原発が増えるにしたがって二酸化炭素の排出量も増えていることがわかる。

 

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「カラー図解・ストップ原発4・原発と私たちの選択」より
  
  

本の紹介です。

「被災者に寄りそう医療」 ―震災最前線の絆―   全日本民医連監修 稲光宏子:著

 エピローグより


 だからこそ、何よりも伝えたかったのは、大災害にも打ちひしがれずに敢然と生き抜く人間の姿を示しつつ、周りの人たちを励まし、目指すべき社会を見つめてあゆみを進めようとした人がいたことだ。
 そして、その現地に寄り添い、今日の医療のあるべき姿を体現しようとした人たちがいた。その事実である。

 購読をおすすめします。

 

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原発の再稼働の理由は何処にあるのか

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 大飯原発再稼働へ向けた政府の動きが本格化してきました。事故の検証も不十分な今、何故原発再稼働を急ぐのか。被災地の私達からみれば、到底納得のいくものではありません。
 原発の必要性に関しては、「近い将来石油が枯渇するので、その代替として」との説明があった時期があります。しかし、石油の需給見通しは、1950年代にはあと20年、1960年代には35年、1990年代には45年と、新たな油田の発見とともに大幅に変更されています。近年強調された理由は、「CO2の削減と地球温暖化対策、クリーンなエネルギー」でした。しかし、福島第一原発の事故を通して、原発が環境に優しいどころか、核兵器並みの最悪の環境破壊を引き起こすものであることを白日のもとに晒しました。
 枝野経産相は福井県への説明にあたって、「基幹電源として電力供給を担ってきた原発を今後も重要な電源として活用する必要がある」、「電気料金の値上げを抑えるためにも再稼働が必要」と話しています。人々の命や健康よりも経済(金儲け)を優先させる、「脱原発宣言」を行った民主党内閣で官房長官の任にあたっていた政治家とは思えない、無節操無定見な発言です。「石油の代替」→「環境問題への対応」→「電力の安定供給と電気料金対策」、必要性の論拠を失う度に新たな論拠が持ち出されています。何故原発が必要だったのか、そして今何故再稼働が必要なのか、「原子力の扉は、再軍備に憧れをもつ人々によって開けられた」という山岡淳一郎氏(「原発と権力:戦後から辿る支配者の系譜」)の指摘も含めて、その出発点から考えてみる必要がありそうです。

(江川)

 

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浜北野菜40便届きました!

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 17日に浜北野菜の第40便が届きました。菜の花、春菊、さやえんどう、レタス、里芋、夏みかん、レモン、ゆずなど会議室いっぱいに春のかおりが広がりました。
 手紙には、新人看護師の “西山さん”からの気持ちも寄せられていました。

 

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”いつもありがとうございます!”の気持ちをこめて!

郡山医療生協職員サークル“ちくちくクラブ”から浜北の皆さんへ


 職員でつくるサークル“ちくちくクラブ”(手芸)のメンバーが感謝の気持ちを込めて作った小物入れホルダーを送ります。

 3月14日、全野党7党による共同提案で参議院に「子どもと妊婦を守る法案」が提出されました。
 医療費負担の減免、一時避難への支援、生涯にわたる定期健康診断など原子力事故から子どもと妊婦を守る包括的な内容になっており、何としても成立させたい。そこで、4月13日日本生協連伊藤渉外部長と一緒に、法案の起草者である森まさこ参議院議員、実現に向けて頑張っている川田龍平参議院議員を訪れ、協力要請してきました。野党が多数を占める参議院通過は間違いないが、衆議院では民主党が対案を準備しており楽観できない状況になっている。民主党としても表立って反対できないので、「法案の基本的施策の多くは既に実施中」などとして、民主党案は「骨抜き」を狙っている。今後は、県生協連や全国の医療生協などに呼びかけて法案成立へ向けて運動を強めたいと思います。

(宮田)

 

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 ある産業の工程やその汚染物質のリスクについて我々に確証がないときに、我々がそれが安全であることを確信できるまで、我々はその操業を許すべきでない。
 このような原則は商業原子力産業に適用されたことは今まで一度もなかった。
 その主な理由は、彼らが従事している個々の行為の新しさにもかかわらず、物理学者らがそれらに公衆の健康に対するリスクはないと信じ込み、彼らがこのことを政策立案者にも納得させたということである。
 公衆の健康のためには、予防原則を原子力発電所の操業に適用し、最近の生理学上の発見にしたがって、それらが安全であることを最終的に証明できるまで、さらなる放射性排出物の放出を止めることが望ましい。

(坪井正夫 室長)

 郡山市のホームページで郡山市で製造・販売されている食品について、放射性物質の結果がのっています。
 食品の種類は、凍み大根、乾燥果実、梅干でそれぞれCs134.137あわせて30.8?62.1Bq/kgの結果が表示されています。地域などについてはホームページ上で確認してください。自分で確認する習慣を!
 

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結果はCs134、137不検出!鉱物由来か?

 

 保健所で現地調査、井戸水・湧き水を再検査 西田町の井戸水と湧き水から29ベクレル、350ベクレルの値が出ました。この結果をもとに郡山市保健所が現地調査をし、採取した水をゲルマニウム検出器で測定しました。その結果について昨日、保健所の担当者から報告を受けました。

 その結果井戸水、湧き水ともCs134 Cs137 それぞれ検出されませんでした。保健所の説明では、簡易測定器が検出したものは鉱物からのガンマー線が検出されたのでは?ということで原発事故由来のものではないことがわかりました。
 今回の職員宅では、生活では井戸水を利用していたため一時困惑しましたが、安心して利用できることが確認され“ホッと”していました。

 

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(予測)予防

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 飲食物について考えるのが煩わしくなったらこの原則を思い出してください。
自分の目の前にある食材は汚染されていると仮定し、調理方法にひと手間加える。野口邦和先生の著書などが大変に役に立ちます。またひと手間を加えるということを習慣にすると煩わしさは更に軽減されます。
 当然、汚染されたものを食べてしまったという仮定の下に、セシウムを糞便とともに排泄させることを目的に、アップルペクチンなどのサプリメントを活用することをお勧めします。田澤先生の著書などが役に立ちます。
アップルペクチンは食物繊維ですが、更に体外排泄を目的とした補助食品に乳酸菌等があげられています。
 各人が工夫を凝らして楽しみながら食品について語るという風景はいかがなものでしょうか?(坪井室長)

 

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しゃべる線量計贈呈されました!

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  “しゃべる線量計”が届きました!


 贈呈先は、福島県盲人協会から福島県眼科医会をとおして届けられました。
 ボタンを押すと「レイテン、ニイゴ」と測定値を音声で知らせてくれます。音声自体はとても聞きやすいです。説明書も“点字”で書かれています。
 この“しゃべれる線量計”は外来眼科に配置し、貸し出しをしていきたいと思います。

 

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 4月10日に郡山市との医療福祉生協連からの義捐金贈呈式および懇談がおこなわれました。郡山市からは原市長をはじめ保健福祉部の植田部長、宮田次長、保健所の佐久間次長の4名、郡山医療生協からは橋本理事長、宮田専務、鹿又主任の3名が同席し、終始和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。
 まず、医療福祉生協連として全国から寄せられた義捐金100万円の贈呈式が行われました。その後の懇談では、“ひなたぼっこ”など小規模多機能施設建設にあたっての郡山市への御礼とチェルノブイリ訪問後の取り組みについて意見交流がされました。また、当院で測定した井戸水からセシウムが検出されたことの報告と今後の対応についても話され、あらためて“オール郡山”としてお互い協力して取り組んでいくことを確認し合いました。

 

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さっそく保健所から連絡が!

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 この間の井戸水騒動について懇談の中で情報提供したところ、保健所の佐久間次長さんが「連絡させていただきます!」と話した数時間後、さっそく保健所の担当の方から「該当地域を調査した上で、ゲルマニウム検出器で測定します」と連絡を頂きました。“オール郡山”で取り組んでいこう!

 

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 その後も三春町、中田町、富久山町の井戸水が持ち込まれ新基準値超の値が出ています。それぞれ精密検査をしよう!
 

 全日本民医連の“電波ニュース”が今回の浜北39便を郡山まで追跡取材を行いました。
野菜到着から取材を開始し、郡山での仕分けや各職場へ届け、みんなにポーズを取ってもらう・・・ところまで、西東店長へのインタビューと丸1日にわたる取材ご苦労様でした。どんな映像が出来るのでしょうか?乞うご期待!!
 

 

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浜北39便 届きました!

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 10日に浜北医療生協から今回で39便となる春野菜とピール、そして手作りのどんぐり置ものが届けられました。
 届けられた野菜は西東店長とともにに各職場の笑顔のもとへと届けられました。
 

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 9日に福井医療生協から手作り大根が届きました。組合員さんが丹精込めて作った立派な大根が届きました。新鮮で美味しそうな大根を各職場に届けました。

 

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《《 届いた手紙から 》》
 大震災での復興に全力をあげている貴組織に敬意を表します。家で自家用に作ったダイコンです。今年は寒さも厳しく、花芽も出ていませんので美味しく食すると思います。

 これまでのテスト測定会において、井戸水から新基準値を超える出たことから、対策室ニュースでお知らせしたところ、4件の測定依頼がありました。さっそく測定をしてみると田村市で40.5Bq/kg、137.1Bq/kg、須賀川市で100Bq/kgを超える数値が続出しました。

 再度、呼びかけます!使用いている井戸水、簡易水道については早急に測定を行ってください!
 また、地域の人たちがいつも飲んでいるという郡山市の西田町の“湧き水”を測定しました。ナント!335.9Bq/kgが検出されました。確かに、井戸よりも土壌の表面を流れる湧き水は影響が大きいのだとあらためて実感しました。通りすがりに美味しそうな“湧き水だ”といって不用意に飲むのはやめましょう!

 

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1ヶ月の換算値は減少傾向(小中学生2011年10月から2012年2月集計分)


 0.108msv(1回目)→0.081msv(2回目)→0.078msv(3回目)
平均値は下がっていますが、測定値が高い層も増えています。

 昨年10月から今年2月まで小中学生を対象に行われた個人積算線量測定結果がでました。10月1ヶ月での集計数は25,551人で平均は0.12msvでした。2回目の11月?1月の2ヶ月間では平均が0.17msvとなりましたが、0.2以上0.4msvの集計数が増えています。3回目の集計では平均は0.13msvとなり測定総数が22,287人と3,264人減りました。しかし平均値は測定期間が異なっています。
 1ヶ月に換算すると0.108msv→0.081msv→0.078msvと明らかに減少傾向を示しています。
しかし、測定値が高い層も増えています。引き続き、子どもたちの不用意な外出を避け放射線防護に心がけましょう。


不用意な外出を避け、放射線防護を続けることで積算線量を抑えることが出来ます!

1ヶ月の換算値は減少傾向(未就学児、妊婦2011年11月?2012年2月集計分)


未就学児 平均値 0.109msv→0.086msv→0.086msv
妊婦    平均値 0.100msv→0.079msv→0.086msv

 昨年11月?今年2月の4ヶ月間行われた、未就学児、妊婦の個人線量計結果が出ています。
対象者数は、未就学児と妊婦あわせ2,500名。
未就学児 平均値 0.11msv→0.13msv→0.13msv
妊婦    平均値 0.10msv→0.12msv→0.13msvと言う結果でしたが・・・・
それぞれ1回目(30日)から3回目(45日)で測定期間が違っています。
1ヶ月に換算すると
未就学児 平均値 0.109msv→0.086msv→0.086msv
妊婦    平均値 0.099msv→0.079msv→0.086msv
と減少傾向が見れます。

 いずれも不必要な外出を控えるなどの生活上の工夫で放射線防護を心がけていることが影響していると思います。
 今年はセシウム134の半減期を迎える年です。一定の空間線量が下がってきますが、引き続き放射線防護を意識した生活が必要です。


引き続き防護意識を高めて、積算線量を抑えよう!

4/25-28のヨウ素131の拡散予測地図

 

 東京電力福島第1原発事故で、昨年3月15日、放射性物質の拡散予測データ「世界版
SPEEDI」の試算結果で、千葉市内で計測されたヨウ素を基に推計した同原発からの放出量が毎時10兆ベクレルという高い値が出ていたにもかかわらず、文部科学省と原子力安全委員会の間で十分な連携が取られず、現在も公表されていないことが3 日、分かった。
 文科省や安全委によると、世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同システムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行っていた。(時事通信4/3付)

 

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 これまで食品放射線測定器ベクレルモニターで職員向けテスト測定を?ってきました。そのうち2件の井戸水から水の新基準値(10Bq/l)を超える値がでました。一つは90.1Bq/kgと新基準の9倍!これまで井戸水は大丈夫と?ていましたが、地震の揺れでひびや隙間からセシウムが混入したものと思われます。井戸水を飲んでいる方はすぐ測定をしてください!
 

 2012040701.jpg 川崎協同病院 石渡さん


 「桑野協?病院 応援しています!」

 

 3月12日から31日まで、川崎医?生協から参りました。3.11集会にも参加させていただきました。病棟勤務から?れて25?くらいブランクがありました。でも、何か役に?つことがあれば!と結構意気込んできたつもりでしたが、かえって3病棟の皆様の足手まといになっている状況が我ながら情けなくなりました。そんな私にスタッフの皆様は、「助かります」とか「大丈夫ですよ」と郡山のイントネーションで声かけていただき、本当にうれしかったです。それからは自分にできることを?きわめ、邪魔にならないようにと思いながら勤務しました。
 福島原発の事故後の影響が、これからどうなっていくのか、はっきりしない中でスタッフの皆さんも?安の日々があるでしょうに、患者様に対する優しいまなざしや声かけに感動しました。もともと優しい皆さんなのか?原発事故後に強い絆が生まれ、こんなにやさしい方たちになったのか?下衆の勘ぐりをしてしまったほどです。(すいません??)

 気持ちが?ちつかないときもあるでしょうに組合員の仲間増やしのがんばりや、各種の委員会や?動が着実に実?されていることにも、すごいなあと感動しました。石井師長さんが、「これからどうなっていくのかわからない?安も大きくて、時々?ち込むときもあるけれど、今やることを一生懸命にやるしかないからねエ」と明るく話された言?の重みを私自身も大?にして、自分のできることをやって?こうと思います。
 全国の仲間が東?の皆さんを?守り 応援していることにも、自分まで誇らしく感じました。桑野協?病院の皆さんのフィッシュの笑顔と明るい声がとても素敵でした。当事者でなければ表現できない思いが、きっとたくさんあるだろうと思います。皆さんの言?と思いで全国の民医連・医?福祉連の仲間がつながって?きます。たくさんの思いを発信してください。原発廃止の大きな?になると信じています。約3週間ありがとうございました。お体を大?にしてください。またいつかお会いできることを楽しみにしています。
 

浜北38便"甘夏"届きました

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 浜北38便が到着しました。桐山さんから「採りたて甘夏は、1週間ほどおいてから・・・」と、おいしくいただくための心遣いも届けられました。また高津さん手作りのマーマレードとピールも入っていました。朝の報告の際に各職場へ届けました。

 

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 「放射線と食育」=リンゴの力を科学する=

 

 昨日5日の午後1時30分から大槻ふれあいセンターにおいて、体内に取り込まれたセシウムを排出させる効果のある“アップルエイト”開発者の富山医科薬科大学名誉教授 田澤賢次先生を招いて「放射線と食育」リンゴの力を科学すると題して講演会が行われました。
 講演の中では、放射性物質の人体への影響やセシウム137の食べ物への取り込みの特徴をはじめ日常で放射能と向き合う料理方法などより身近なわかりやすい内容で講演が行われました。また、田澤先生が開発した“アップルエイト”の効果についても話され、自身が外科医として研究を進めていた食物繊維摂取と門脈血浄化といった研究の中からアップルペクチンの有効性を発見してきた経過などが話され、医療従事者である職員にも興味をひくお話でした。

 

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 原発事故を想定して政府が過去に実施した総合防災訓練で、「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)を使った放射性物質拡散の予測が、いずれも訓練当日の風速を用いず、年間平均風速に近い弱い風で計算していたことが分かった。 福島第1原発事故では避難対象範囲が原発から30キロ圏外に及んだ。政府は10キロ圏外の被害を「想定外」としてきたが、避難範囲が10キロ圏内にとどまることを前提に訓練の条件を設定した疑いを指摘する声も出ている。
 元原子力安全委員会専門委員で、原発防災訓練にもかかわった吉井博明・東京経済大教授(災害情報学)は「『より厳しい条件で訓練すべきだ』と委員が指摘しても変わらなかった。避難区域が10キロ圏を超えることはないという前提で全部が動いていた」と指摘。「各自治体が最悪の事態を想定してSPEEDIを用いた図上演習をし、防災計画や避難訓練に反映させるべきだ」と指摘している 

(毎日新聞 4/4付)

 

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 「無農薬八朔」「せとか」「伊予柑」をオレンジハウスの森本さんよりいただきました。つくしんぼ保育園をはじめ全職場へ配布させていただきました。いつも、おいしくて甘い果物ありがとうございます!

 

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つくしんぼ保育園の園児たち

神戸医療生協のみなさんと交流しました!

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 4月1日、神戸医療生協の板崎専務はじめ13人の方が来院しました。1年間にわたって支援を続けてきた宮城県の山元町の視察の帰途に訪れたもので、原発事故の被害に遭っている郡山医療生協への長期的な支援を検討するため、直接懇談したいというのが訪問の目的でした。郡山医療生協からは事務長、総師長、介護保険事業部長など10人が出迎えました。交流会は、冒頭江川事務長から震災・原発事故後の郡山医療生協の取り組みが報告され、その後3つのグループに分かれて質疑と交流を行いました。交流会は、震災直後の各事業所の取り組み、患者、組合員、職員の出来事や思い、それぞれの対応などが具体的に話し合われた有意義な時間となりました。

 

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モニタリングポストの前で

黒潮でセシウムは拡散しなかった!

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あの時、保安院は言った・・・“海は広いから拡散する”と・・・しかし・・・

 

 東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムの濃度は、黒潮が流れる房総半島沖以南で急激に低くなっており、黒潮の潮流がセシウム拡散を防いでいることを、東京大大気海洋研究所と米ウッズホール海洋生物学研究所などの研究チームが2日までに突き止めた。

(4日付「赤旗」)

 

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京都民医連より新鮮野菜!

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 東日本大震災、福島原発事故から1年、東北の被災地のみなさまにとって今年の冬は、いつもの年に増して、寒く厳しいのではないでしょうか。また、原発放射線に怯えながらの生活は、私たちの想像を絶するものがあります。特に子どもたちや妊婦さんたちが口にする食べ物が安心なものであるように願わずにはおられません。
 福島民医連で働くみなさまに、京都から、安全で美味しい野菜にメッセージを添えて春をお届けいたします。
 一日も早く、安心して暮らせるふるさとを取り戻すことが国を挙げての課題として取り組めるように私たちも声をあげていきたいと思います。

(京都民医連・看護部)

 

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朝の報告会で各職場へ届けられました

 

 

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自作曲が入ったCDも送られてきました♪
 

放射線と被ばくの問題を考えるための副読本 =福島大学 放射線副読本研究会=


 
 放射線に関する文献の紹介です。内容は偏らず、内部被ばくの危険性にも触れられており、福島で生活している私たちにはピッタリの副読本となっております。
 ネット上で上記の題名で検索すればPDFが入手できます。子どもさんにも わかりやすくOK!ですよ。

 

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誓いの言葉

 

 東日本大震災から一年が経ちました。
 この一年間で、私たちは人のやさしさ、温かさに触れ、助け合いの大切さを知りました。
そしてまた原発事故を通して真実を追究することの大切さも知りました。
 この経験を私たち自身の糧とし「核害」の地に暮らす方々のその人らしい生き方を支援するため、私たち新入職員一同は日々学び、技術を磨き、専門職として精進していくことを誓います。


2012年4月1日
新入職員代表 坂本真理子

 

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 食品中の放射性セシウムの新基準値が1日から適用される。東京電力福島第1原発事故後の昨年3月に設定された暫定規制値より大幅に厳しくなる。新基準値を超えた食品は出荷停止の対象となる。
 厚生労働省が3月1?30日に公表した自治体の食品の検査結果を中日新聞が集計したところ、一般食品で100ベクレルを超えたのは、岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、静岡の10都県の57品目377件に上った。このうち暫定規制値(500ベクレル)超えは、岩手、宮城、福島、茨城、山形の5県の15品目42件。新基準値の適用で出荷停止の対象となる品目や地域は増えるとみられる。 牛肉やコメは経過措置があり、10月から新基準値が適用される。

 

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 遠い記憶にあると思います。大腸がんの撲滅キャンペーンを張ったときのことです。
この時のご腸内健康人トリオはオリゴ糖、食物繊維、腸内細菌でした。
 今回は「放射線と食べ物について」富山大学名誉教授の田澤賢次先生のお話を伺います。
 要点はアップルペクチン(食物繊維)の腸管内での放射性物質(セシウム)吸着作用と推測されます。
 飲食物については出来るだけ放射性物質を一緒に取り込まないということが内部被曝軽減の基本ですが、そうも言ってられない場合、調理方法の工夫やサプリメントの活用を考える必要があります。これらはチェルノブイリでも有効な手段だということが証明されています。
 田澤先生と一緒に「リンゴの力を」科学して見ましょう。 (坪井室長)
 

 

とき  4月5日(木)13:30から
 

ところ 大槻ふれあいセンター研修室
 

テーマ 「放射線と食育」 = リンゴの力を科学する =

ベクレルモニターテスト測定会

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 昨日、テスト測定会が行われました。前回、畑の土を測定しましたが大きな反響があり、「うちの畑も測ってほしい」「除染した校庭の土を」などの声にこたえました。その他、つくしんぼ保育園で使用するペットボトルの水を測定しました。


 測定結果サンプル 三穂田の土   2390.0ベクレル/kg
               ふきのとう    84.8ベクレル/kg
              保育所の水    ND


これからも職員を中心に随時行っていきます!
 

 3月31日、第14回田村支部総会が23名の参加で開催されました。記念講演では坪井院長から、原発事故後1年が経過し、この福島、郡山でこれから我々が何をしていくことが必要なのかについて、チェルノブイリ視察から得た教訓を報告しました。田村町は空間線量が比較的低い地域ではあるが、放射性物質による田んぼや野菜への影響に不安を抱いている方が多いです。
 講演後、参加者からは「ハウス栽培のものは安全なのか?」「セシウム134の特性や、人体に与える影響は?」について質問が出されました。
 

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 支援看護師の下瀬さん、松本さん(山口・宇部協立)から“はなっこりー”が届きました!
 菜の花とブロッコリーからできた“はなっこりー”。2階病棟3階病棟のみなさんに届けました!

 

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 040201.jpg  核害対策室くわの室長 坪井正夫

 

 “核害対策室くわのニュース”発刊にあたり

 原発(核)と私(市民)の関係・・・このことについて2012.04、02.の時点で考えてみた。


 ●共存共栄  全く考えられないややもすると自分の生存権の放棄につながる
 ●共存  何時か殺られる可能性がある、現在は強制された共存
 ●一蓮托生 仏教用語 原発への隷属を意味する 拒否します
 ●向き合う 共存と同じ リスクが大きい
 ●無視する 事実上の共存 頭隠して、、という事につながる
 ●折り合いをつける 妥協的な共存 リスクは同じ


 比較のために1972年12月 日本学術会議原発問題シンポジウム 原発に関する点検基準を見てみる


 ●自主的なエネルギー開発か
 ●経済優先の開発か安全優先の開発か
 ●自主的民主的な地域開発とどう抵触するか
 ●軍事的利用への歯止めが保証されているか
 ●労働者と地元住民の安全、周辺環境の保全は確保されているか
 ●民主的な原子力行政が実態として保証されているか


 この点検項目は、今私が考えても原発(核)と共存しようという姿勢が見受けられる。廃炉、撤去という明確な方針がなければ明日が考えられないという現時点から振り返ると何とも悔しい限りである。
  
 

 3月23日に三穂田支部総会が開催され、第2部に坪井先生の「核害の街に生きる」講演会を開催しました。地元農家の組合員も駆けつけ、総勢60名の参加者となり、これからの食の問題や土の汚染問題について意見が交わさました。

 

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