2013年8月30日(金)

全国に民医連が! 近畿看護学生ゼミナールに行ってきました その1

 8月9・10日と神戸市垂水区の舞子浜で開催された「近畿看護学生ゼミナール」に講師として参加してきました。舞子浜と淡路島を結ぶ明石海峡大橋のふもとのホテルに集まった看護学生と実行委員はあわせて120人。開催テーマは「出会いを大切に 絆 」『被災者に寄り添う活動』を学習テーマとして内容が組み立てられていました。さすがと思ったことは、私の話しの前に学生実行委員が発表した3つの学習内容です。『放射線と放射能の基礎知識』『原発事故の歴史』『放射能と食べ物』でした。発表の後、原発の是非についてディベートを行うという用意周到な準備で、グループ討論に繋げていました。私は「原発事故当時の状況」や「見える化の取り組み」「リセット企画」「全国からの支援」「被災地の現状と課題」など話してきました。終わった後、大熊町出身の奈良民医連の奨学生が挨拶に来てくださり、家族も奈良に避難しているとの事でした。多くを話すことは出来ませんでしたが、見つめあい両手で握手をしてきました。職員実行委員の方から、近畿民医連でも避難者にたいする「甲状腺エコー」検査を実施している事を聞き、全国に民医連があることにいまさらながら感謝の気持ちで一杯になりました。

 

(佐藤唱子)

 

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