2013年8月12日(月)

放射能に立ち向かう市民科学者養成講座 第2講!!

 8/6に放射能に立ち向かう市民科学者養成講座第2講が開催されました。前回に引き続き、多くの市民・組合員・職員が参加し、熱気あふれる講座となりました。今回の第2講では、「基礎編」ということで市民科学者になる上での基礎的な内容を主としておこなわれました。講座の冒頭、坪井院長から放射性物質の半減期について「分かっているようで、わかっていないので、わかりやすく説明して欲しい」との要望があり、さっそく解説が始まりました。「半減期といっても、例えばヨウ素131は8日が半減期といわれているが、すべてが8日というわけではなく、平均して8日であるということ。また、測定器の進歩によってその数値が変化する。K-40は12.7億年と言われていたが最新のデータでは、12.5億年と変化している」続いて放射線の種類にふれ、「ガンマー線とアルファー線では体が受けるエネルギーは20倍違う。よって、内部被ばくの管理は重要である。」「そのアルファ線の正体は中性子2個、陽子2個からできており、それぞれは電子の840倍の重さを持つ。」・・・・など専門的な内容にもなり、参加者は真剣そのものでした。次回、第3講「放射線測定」につながる貴重な基礎講座となりました。

(鹿又)

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