2011年6月アーカイブ

総代会決定学習会 第2回は・・・

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   第2回目は64名(合計130名)が第44回総代会決定学習会に参加しました。江川事務長に続き、今回の講師は宮田専務。
   3月11日は専務の誕生日ということもあってか、専務の職員への想いはこんな形のサプライズから学習会がスタート。専務とのじゃんけん大会で勝ち取ったプレゼントは3階病棟の三浦さんへ。三浦さんからは「郡山医療生協の将来を自分たちが担っていかなければならない!と強く感じた学習会だった」とのことでした。第4期構想・大運動プロジェクトはすべてを見える化していくことが大切。職員からの具体的な意見はどんどん対策本部に出してほしいとの話がされました。

 

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   郡山市が、小・中学生を対象に2泊3日のサマーキャンプを予算化したとの情報が入りました。小・中学生のいる家庭では、自治体の企画も積極的に活用し、リフレッシュを具体化しましょう。

 

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   "今までで経験したことのない、勉強したことのない放射能の分散会は、震える事ばかりでした。郡山の先生方のお話、体験談は、凄く感動しました。又組織の強さを感じました。"

 

   "とてもわかりやすいお話、ありがとうございました。明日はわが身だと思います。でも、今から私たちはどうすればいいのかわかりません。郡山医療生協の上層部の対応はすごいと思います。ひとりひとりの力は小さいのですが、人が集まれば大きな力になることを学びました。"

   浜北医療生協から、サマーキャンプの費用負担軽減のため「静岡県の観光産業支援」制度を活用する案が届きました。子供の被曝軽減のため、本当に知恵を絞って頂いています。参加者の組織を急ぐ必要があります。申込は組織部か宮田専務まで
 

○ 庄内医療生協のサマーキャンプ(8/6から8/8)への申し込み5家族14人となりました。
○ 浜北医療生協から(8/10から8/12、8/24から8/26)のサマーキャンプ企画(1回あたり70人まで受け入れ可能)の企画が寄せられました。
○ 猪苗代町のペンション借上げ企画が具体化してきています。
○ 西会津(7/30から8/5)の「林間学校」(窓口:組織部佐藤彰一さん)の企画が進行しています。


 子供の被曝軽減プロジェクトの具体化が進んでいます。庄内医療生協のサマーキャンプのバスは、郡山からの参加者に併せて「新さくら通りのパリ・ミキ」から出発することになりました。浜北医療生協からは公的施設「青少年の家」を借り上げる大規模な提案です。また、法人独自でもペンションの借り上げや職員からの施設提供など具体化が進んでいます。
 対策本部では、「県内の企画については、宿泊費を援助し、旅費・食費は本人負担」「県外の企画については、食費は本人負担でその他は企画内容に応じて援助を検討する」という考え方で検討しています。尚、詳細については「子供の被曝低減プロジェクト」での検討を踏まえて、改めてお知らせします。

 

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      猪苗代:ラ・モンターニュ                            西会津:舟木宅
 

  「病棟での休暇を保障するための条件整備」を進めるための打合せを行いました。「子供を遠方の親に預けており、長期というより2連休、3連休が摂れると良い」「家族の休みの調整が必要なので、サマーキャンプなどの企画が早く分かると良い」「他からの応援がないと今の体制で長期は難しい」等の意見が出され、休み期間の希望も一律ではないことが確認されました。8?10月までの休みの希望を取り具体的に勤務表のあてはめを行うこと、対策本部としての援助内容を明確にすることを次回(7/9)までの課題としました。
 

 貴重な報告ありがとうございました。全国の支援はありながら、さすが医療生協だと思いました。本当に今後も息の長い闘いとなると思いますが、よろしく。私どものささやかな支援も少しは役立てたと思いますが、今後どんな支援が必要ですか。

 毎日、心配し、苦しみ、悩みの中で暮らし、戦っておられるみなさんに話す言葉もありませんが、みなさんのその全ての活動が、今後の日本全体の原発の動向を示していくと思います。私たちは、浜岡原発の廃炉を求めて運動を強めていきます。子供さんの被曝低減プロジェクト、応援します。

セシウム退治、リンゴお薦め 田澤富山医薬大名誉教授が海外論文紹介し講演会

 

北日本新聞記事(2011年06月28日)より

 
リンゴに含まれる食物繊維「アップルペクチン」が、体内に入った放射性物質セシウム137の濃度を低下させる効果があるとする海外論文を、富山医薬大(現富山大)の田澤賢次名誉教授(71)が和訳し、講演会などで紹介している。福島第1原発事故による被ばく者や被ばくの可能性のある人に、高機能のアップルペクチンを含む食品を無料で届けるプロジェクトを進める。

 アップルペクチンは水溶性の食物繊維で、腸の調子を整えたり、不要な物質を体外に排せつする働きがあるとされる。皮と実の間にあり、熟すとペクチンの量が増えるため、皮をむかずに熱して食べると効果が高まるという。

 田澤名誉教授は約30年前からアップルペクチンの大腸がん抑制作用などを研究し、青森県とリンゴの効用について共同研究してきた。和訳した論文は、3月末に同県の知人から英語の原文が送られ、2日かけて翻訳した。

 論文は、ベラルーシのベルラド研究所の研究者が「チェルノブイリ地区の放射性物質からの解放」と題して2009年に発表。1996?2007年に16万人を超えるベラルーシの子どもたちにアップルペクチンを服用してもらい、得られた臨床データを掲載した。

 論文では、内部被ばくした615人がアップルペクチンを21日間続けて服用して現れた効果の平均値を紹介。セシウム137の体内濃度は1キログラム当たり30・1ベクレルから10・4ベクレルに減り、60%余り低下した。通常の食事だけの子どもたちは30ベクレルから25・8ベクレルに減少、約14%の低下にとどまった。

 田澤名誉教授は翻訳後、すぐに青森県のリンゴ業者や被災地の知人らにメールで論文を配信。5月には同県で講演し、内容を紹介した。「体内での被ばくを防ぐには、皮付きのリンゴを1日2個程度、毎日食べることが望ましい」と言う。

 今後は、高機能のアップルペクチンを含む食品を無料で被災者に提供するプロジェクトに取り組む。「放射線との戦いは長期戦となる。内部被ばくを少しでも減らすため、なるべく早く福島の人に届けたい」と話している。(社会部・瀬戸亜由美)
 ◆セシウム137◆
 金属元素セシウムの放射性同位体で、体内に含まれた場合の半減期は約30年。血液を通じて筋肉などに広がり、がんの原因となる。飛散しやすい性質を持ち、福島第1原発事故により、海水や農産物などの汚染が懸念されている。


                      [富山医療生協の石川専務からの情報です]
 

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   浜北医療生協からご招待を受け、坪井院長、七海師長、江川事務長の3人が、25?26日の2日間浜松市を訪問しました。
 26日の総代会では、坪井院長が来賓の挨拶というよりは、特別報告並みのお時間を頂いて「核害の街で生きる」想いを熱く語りました。
 午後は、2つの会場に別れて、七海師長と江川事務長がそれぞれ「東日本大震災・福島第一原発事故と郡山医療生協の取り組み」について報告。20分程度と予定していた2人の報告は、両会場とも熱が入ったのか1時間近くを費やすこととなりました。その間、坪井院長ときたはま診療所の聞間先生がそれぞれの会場を行き来して放射線の問題や防護についての助言をして頂きました。報告後の交流では、「ひまわり運動の目的」「福島で暮らす想い」「子どもの被曝軽減へ向けての取り組み」などが話し合われました。会場には、坪井先生の高校の先輩にあたるN先生(古くからの桑野協立病院の患者さんの弟さん)もいて、不思議な縁を感じました。

 

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   17時24分着の新幹線で浜松駅につくと、お出迎えは何と聞間先生。きたはま診療所では、手作りの心温まるおもてなしが待っていました。「ひまわり色のポロシャツを着てまいりました」と坪井院長が話すと、「私は葉っぱの色です」と七海師長、なかなか息のあったコンビでした。お品がき付の食事は「配食センター」のみなさんの手作り、交流会では“非公式の話ですが”と、お互いの思いを出しい合いました。本当に楽し一時となりました。

 

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総代会決定報告会がはじまりました。

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   総代会決定の報告会が始まりました。約60人が会議室に集まりました。第1回目の講師は江川事務長。2010年度の取り組みと決算、2011年度の重点課題への取り組み準備状況も含めての報告となりました。

 

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ひなたぼっこ運営会議開催!

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   6月25日(土)10:00? 第1回ひなたぼっこ運営推進会議が開催されました。出席いただいた方は、ご利用者のご家族、町内会長、班長、民生委員、大成・大槻東及び西部地域包括支援センターの方々、桑野・1支部の担当理事、医療生協組織部、桑野協立病院医療ソーシャルワーカー、施設長、桑の実DSの所長、当事業所介護支援専門員及び管理者、16名の参加を頂きました。
運営推進委員会の会議設置運営要綱(案)内容を確認し、会議の持ち方などについて話し合いました。
要望として、研修会で小規模多機能型居宅介護とグループホームについて学習会を企画したいので、資料としてパンフレットがほしい、また、地域の方々に聞かれても当施設について答えられないので、パンフレットがあると良い等、ご意見をいただきました。
『ひなたぼっこ通信』を発行の際は、地域の方々に回覧し、情報を提供してはどうかというご意見もいただきました。
8月上旬に「夏まつり」の企画を予定しており、準備を進めていきます。地域の皆様の参加をいただきたいこと、次回の7月16日(土)10:00からの会議で、内容の確認を進めていくことを確認して、閉会としました。
『もっと、硬い話になるのかと思いましたが、気楽にお話ができて良かったです。』との参加された方からお言葉をいただきました。率直にご意見等をいただきまして、ありがとうございました。(サポートセンターひなたぼっこ:物江)

 

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 サマーキャンプの下見に行ってきました。
同プロジェクトでは、被曝線量のリセットを図る目的で、線量の低い地域で一定期間滞在してもらうサマーキャンプを企画しています。その予定先を視察して、料金や宿泊可能人数などについて話を聞いてきました。
今回は会津?奥会津の施設を数か所まわり、仮予定をただいま作成中です。ぜひ、職場の同僚の家族や、ご近所の組合員さんどうしで、お申込下さい。
近日中に募集要項を配付する予定です。(組織部:富岡)

 

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別荘風 猪苗代ラ・モンターニュ    三島町の元学校校舎をリニュアールした「森の校舎カタクリ」
 

   総代会で決定した「大運動プロジェクト」の1つ、「子どもの被曝低減プロジェクト」の第1回打合せが行われました。このプロジェクトは、浜北医療生協の聞間先生からのお話に基づいて「職員や子どもたちに、放射線のことを忘れてのびのび過ごす時間をつくる」ことを目的に、様々な取り組みを進めるプロジェクトです。メンバーは、

    宮田(対策本部)、鹿又(労組)、鹿又(保育園)、遠藤、渡辺崇(父母会)、

    菱沼、石川(病棟)、増子(総務)、小島(組織)  以上9名
 

 打合せは、宮田専務のプロジェクト設置目的とこれまでの経過の報告から始まり、つくしんぼ保育園での対策、庄内医療生協・南医療生協・浜北医療生協・会津医療生協などのご協力で検討が進められているリフレッシュ企画の状況、職員向け学習会についての要望等が出し合われました。
 また、病棟についてはリフレッシュ休暇の取得にあたって、職員体制が問題となるとの意見が出されました。この点については、その後の対策本部で、プロジェクトメンバーと各病棟師長に加えて、総師長・事務長が加わって打合せの場を持つことを確認。夜に行われた事務折衝で、打合せには労組からも代表が参加することとなりました。  

 

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放射線測定班会について

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   郡山市の放射線量が高いということで、班単位で放射線量を測定する取り組みが始まりました。組織部の測定器を使い、班員の方達が気になるところ、ホットスポットとなりやすいところを測っていきます。
 測定している最中にも、通りがかりの近所の方が声をかけてきます。みなさん、やはり自分達の周辺の放射線量が気になっています。少しでも不安を解消するためにも班や支部単位で放射線量を測定し、放射線測定マップを作って近所の方にも見ていただきたいと思っています。(六郎田)

 

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旧館空調の工事が始まりました。

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   漸く資材が揃い、旧館の空調工事が始まりました。今回の工事は、震災で使用できなくなった冷却塔を交換し、冷凍機の調整を行うことで、以前と同様の機能を回復させることとしています。順調にいけば25日中に調整を終え、試運転を行う予定です。

 

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  "先日は線量計ありがとうございました。うちの地域(熱海町上伊豆)は、まだ測定をしていなかったので助かりました。今朝、近所と小学校に情報を提供してきたところです。
区長さんは、この結果を明日の小学校評議委員会で話をしてくださることになりました。熱海地区は、まだ行政も動いていません。自分で少しでも行動を起こすことが大事だと感じています。"   (看護師七海祥子)


 先週の土日、台数が増えた線量計を早速借りて、子供の通学路や学校内を計測し、感想を寄せてくれました。写真とデータを資料にまとめ、小学校の校長先生に提供したそうです。早速、校長先生自らが作成している「学校通信」の記事となり、生徒を通して各家庭へと提供されたそうです。そして、線量の高い場所が確認できたので、集団登校の子供達へ危険な場所、遊ぶ時・登校時の注意点を直接・具体的に教えることができたそうです。6台の線量計をどんどん活用し、生活圏の線量を見える化していきましょう!!

 

 

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大玉村放射線学習会 6月22日(水)

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   放射線についての講演の依頼を受け、坪井院長が講師を務めました。村内の保健委員約100名が参加しました。村の武田保健福祉課長から村の放射線対策について報告の後、坪井院長が「核害の街で生きる」と題して講演しました。参加者から「放射線物質が付着している畦草を焼却する時出る煙で放射線物質が拡散するのではないか?」「人体に与える影響はあるのか?」といった質問から「皆でやれる事を今日参加した大勢の方と共有できてよかった。聞きっぱなしにしないで広め伝えていきたい」と放射線問題に皆で力を合わせていこうと力強い感想が出されました。(小島)


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   全日本民医連から、義援金を頂きました。ありがとうございます。

「子ども被曝低減プロジェクト」サマースクール・キャンプ資金等として活用させていただきます。
 

職員対象の放射線学習会を行いました。

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   放射線科の中里科長を講師に、職員を対象とした放射線学習会が開催されました。この間地域で行ってきた学習会の職員版で、30人を超す職員が参加しました。「放射線の基礎的な知識」から「防護の3原則」「放射線測定を行う際の留意点」など、日常の暮らしに役立つ講義となりました。

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総代会の発言から

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放射線学習会の取り組み

   放射線科の鹿又主任から「放射線学習会の取り組み」について発言がありました。「今、放射線技師として出来ることは何かを考え、学習会活動に踏む出したこと」、「乳幼児を持つ職員の要望に応えて取り組み始め、支部の学習会などこれまでに400人以上が参加していること」、「線量測定で事実を確認することや、距離、時間、遮蔽の防護3原則を説明していること」等が報告され、今後は、「地域での汚染マップ作りや除染活動へ貢献したい」と、放射線の専門家としての役割を果たしていく決意を込めての発言となりました。 

 

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サポートセンターひなたぼっこ オープンから1ヶ月の取り組み

   職員総代の物江所長からは「サポートセンターひなたぼっこオープンから1ヶ月の取り組み」について報告がありました。「完成目前の震災によりオープン時期が延期され、小規模多機能は、予定していた利用者も避難などで少なくなったこと」、「グループホームは定員の9人が全て埋まり、既に順番待ちの申し込みが13人いること」「新しく採用された職員とともに、手探りでサービス内容の向上のための取り組みを進めていること」などが報告されました。

 

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   6月20日、東京・武蔵野クリニック(西東京市)の金子秀平医師夫妻、患者会の小野さんなど6人が桑野協立病院を訪れ、訪問看護STとヘルパーSTに介護用の「つるつるシート」15枚を寄贈。桑野協立病院から佐藤総師長が同席しお礼を延べました。


「つるつるシート」
患者会「花大根の会」の小野さんたちが開発して製作した移動・移乗介助用の布製の福祉用具です。富岡町の小野さんの親戚が被災しBPふくしまに避難したことが契機で、会員が福島の被災者に贈ろうと100枚製作しました。
 

接点は「福島」と「民医連」
小野さんと富岡、BPふくしまの関係に加え、金子先生が元民医連の医師、先生は在宅医療に力を入れている。こうした関係で桑野訪問看護ステーションに繋がったという経過です。
前日福島入りした一行は、この日BPふくしまにシートを寄贈したあと、桑野協立病院を訪れました。2階会議室で、佐藤総師長・横田所長・伊藤所長・ケアマネジャー大和田主任らと懇談し、シートを受けとりました。
横田・伊藤さんは「早速、介護者に紹介して使ってもらいます。少しでも介護負担が軽減できるといいですネ」と話していました。(新田)  

 

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総代会の発言から

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地域の支え合い、ミニデイサービスを準備

   とみた支部の佐藤敏総代からは「仲間ふやしの220%をはじめ、2010年度の4課題目標の全てを達成した」「次の目標は10月18日開設予定のミニデイサービス」「私はこれをやるために2年前に仕事を辞めた。元看護師、元養護教諭、栄養士などがボランティアとして既に登録しており、着々と準備が進んでいる」「理事会として財政的な支援を」と、1年間の成果とミニデイサービス開設にかけた熱い想いが語られました。 

 

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支部結成15周年を250人の参加で祝う

   オブザーバーとして参加した小野支部の千葉慶一郎さんからは、「支部3ヶ年計画の1年目を終えて」と題して、小野支部の1年間の取り組みが報告されました。「計画を絵に描いた餅にしないで運営委員会の団結の力で目標を達成すること」「目標を達成することで自信がつき、参加者が拡がっていったこと」「支部ニュースの毎月発行、お元気クラブの開設で地域での医療生協の認知度が高まり、15周年を250人の参加で成功させたこと」など、「300秒で小野支部の活動のエッセンス」が報告されました。 

 

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これは「外部被曝」「内部被曝」を問わず、この街で生活する私どもにとっては永久に忘れてはならない原則と思う。
「時間」   「距離」   「遮蔽」
放射線に被曝する時間を出来るだけ短くする、放射性物質からの距離を保つ、集積して遮蔽するまたは自らを遮蔽する。
 まず線量計を手に取り自らの職場、住居、子供達の通学路、保育所の内外などで測定してみる。安達太良山に登りたい人は登山道で計測してみるといい。
郡山市の飲み水が心配な方は猪苗代湖砂浜の空間線量、土壌中(砂)のセシウムの量、湖水中のセシウムの量(不検質)、を比較するなどしてセシウムという物質の性格を知りましょう。
そうしているうちに、このセシウムはどんなところに貯まって、家の周りではどんな場所に住み着いているかが解ってきて、何とか自分の周りぐらいは除染出来るようになるはずです。
 庭の芝生を剥ぎ、大きな穴を掘って埋めて放射線を遮蔽する、計測してみると3分の2以上低くなっていることに気がつき喜んだが(3.0マイクロシーベルト毎時?0.5マイクロシーベルト毎時)、しかしこの腰痛と労働の大きさは十分に原発反対を表明するに値します。
 飲食に関しては、生産者も消費者も「ゼロ」ベクレルを希望するはずである。そのためには広範囲な表土除去を含めた除染作業が必要となる。
他の団体との緊密な連携のもと、「自分たちのこの土地を元に戻してほしい」、と声高く訴え、自らが自らの手で立ち上がらなければと思う。

 安全(危険)基準値は自分の手で設定することになります。立ち上がるポーズは「ファイティングポース」です。

 

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桑野協立病院長 坪井正夫

保育所床の張替え工事が終了しました。

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    「清潔で、水 ぶきの出来る床材へ」との要望の強かった保育園の床の張り替え工事が19日終了しました。今までよりも明るい雰囲気で、床材もクッションフロアーを使用したことで、環境の整備が進みました。

 

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福島第一原発事故の早期収束と被害の全面補償の要求について

         2011年6月19日

郡山医療生活協同組合 第44回通常総代会

 

   3月11日に発生した東日本大震災は、東北・関東地方を中心に未曾有の被害をもたらしました。中でも福島県民は地震・津波による直接の被害のほか、東京電力福島第一原発が引き起こした放射線事故により、長期的な健康被害の危険にさらされるとともに、全国的・世界的な風評被害を避けられない状況となっています。
すでに数年前に、国会等でも福島原発の地震・津波に対する対策の不備が専門家から指摘されていました。この原発事故は、東京電力と日本政府が当然なすべき安全対策に対する不作為により引き起こされたものであり、「想定外」の自然災害に起因するものでないことは明らかです。
私たち郡山医療生協はこれまで、組合員どうしお互いに助け合い、命と健康を守る活動を続けてきました。そして手を携えながらこの震災に立ち向かい、復興に向けて協同の力を更に大きく広げようと動き出した矢先の放射線事故は、将来の私たちの安心・安全な暮らしのビジョンを根底から覆そうとしています。
よって私たちは、毎日の放射線への不安から解消され、安心して子どもを育て、この地域に住み、健康で文化的な暮らしを再びおくれるよう、下記のことについて、東京電力および日本政府が迅速に実施することを要求します。

 

1.原発事故が生産者・消費者へ与えた、風評被害を含めたあらゆる被害・損害に対する国と東京電力の責任を明確にし、全面的な補償と賠償を速やかに行うこと。

 

2.福島県内の各地域における更にきめ細かい地点での、空間放射線量の測定および土壌の放射性物質の種類と量の調査を行うこと。またその結果を示した詳細なマップを作成し、開示すること。

 

3.国と東京電力が責任を持って放射性廃棄物の処理方法を決め、最終処理施設を早急に設置し、放射線量の高い学校、住宅地、公園等の土壌・草木等を除染すること。また農地等についても安全な農産物を生産できるよう、土を入れ替えるなどの措置をとること。

 

4.放射線による将来にわたる健康被害を防止するため、子どもを含めた地域住民の健康状態の把握と健康診断を毎年実施すること。また、各自治体にホールボディカウンターを配置すること。

 

5.福島第一原発事故について徹底した原因究明を行なうため、法律に基づく第三者委員会を立ち上げて、外部からの客観的な調査を行ない、その結果をすべて公開すること。更に、全国の原発の安全点検を再度実施し、二度とこのような事故が起こらないよう必要な対策を施すこと。

 

6.原子力から自然エネルギーのへの転換を進め、福島県内の原発を全て廃止、廃炉にすること。  
                           


 

第44回通常総代会が開催されました。

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 6月19日、福島県看護協会会館「みらい」において、第44回通常総代会が開催されました。総代会には書面議決による参加も含めて227人の総代が出席、提案された5つの議案が全て賛成多数で可決されました。

 第1号議案:2010年度郡山医療生活協同組合の活動と事業報告、
         決算報告、損失金処理案、監査報告承認の件

 第2号議案:2011年度郡山医療生活協同組合の事業計画(案)、
         収支予算(案)、資金計画(案)決定の件

 第3号議案:役員報酬決定の件

 第4号議案:役員選任の件

 第5号議案:議案決議効力発生の件


 総代会は「福島第一原発事故の早期終息と被害の全面補償の要求について」という特別決議(全文を明日掲載します)を採択し、定刻とおり終了しました。

 会場で開かれた第1回理事会で、新三役を下記の通り決定しました。

  理事長  橋本恭司(再) 
  副理事長 坪井正夫(新)増子清子(新)
  専務理事 宮田育治(再) 

 

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 80周年を迎えた前進座から生島喜五郎さんが総代会へ参加。12月15日に予定している「水沢の一夜」と「毛抜」の演目紹介と、楽しい演技のひとコマがありました。

 

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 岡山医療生協から届けられたガイガーカウンターの職員・組合員への貸出しが始まりました。

 

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 全国から届けられたひまわりの種、外来のボランティアコーナーでも患者さんにお配りしています。

 

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核害のまちに生きる。

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   議案の補足提案として、坪井院長から「核害のまちに生きる」をテーマに、被曝問題と正面から向かい合って生協運動に取り組んでいくことの訴えがありました。また、この訴えを具体化するものとして、富岡組織部員より「放射能と立ち向かう!地域まるごと暮らしと健康をまもる大運動プロジェクト」の提案があり、採択されました。

 

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= 矢ケ崎先生からのメールをご紹介します =


 6/8?9にかけて講演会でお世話になった矢ケ崎先生から、宮田専務あてにメールが届きました。被曝問題への取り組みが新しい連携を創り出し、自治体を動かす契機となっています。

 

記事等のご送付ありがとうございました。
実は坪井先生にご紹介していただいた「日本糖尿病協会」が
毎年行っているサマーキャンプ等の資料が、二本松市の
小学生のサマーキャンプを公費の支出で行う事業の予算化に
役立ったという報告がありました。
民主党の森ゆう子議員が参議院予算委員会に私を参考人に
招聘したのですが、その後、「サマーキャンプ等の転地が放射能環境下
の子どもの健康に良いという論文は無いか?」
という問い合わせに添付ファイルのような返事を出しましたが、
それが二本松市の議会対策に役立ったという報告がついさっき
森議員からもたらされました。
坪井先生、ありがとうございました。

矢ヶ崎克馬                (以上、原文のまま)    

   医療福祉生協連総会(6/7)で「放射線の測定と汚染マップづくりをいそぐこと」を福島県内の医療生協を代表して福地専務(福島中央市民)が発言。翌日に行われた「震災対策会議」でも、県内の医療生協代表者から「全ての支部に線量計を」との発言が相次ぎました。
 医療福祉生協連では「福島に放射線測定機を送る運動」を準備し、支部の数に匹敵する101台のサーベイメーターを送る準備をしているとの情報が入りました。 

 

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   浜北医療生協では、6/26の総代会の日に原発問題のシンポジウムを企画しています。この企画には郡山から坪井院長をはじめ3名が参加する予定です。

  岡山医療生協から放射線測定機10台届きました。ありがとうございました。

7月まで健診予約埋まりました。

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   震災の影響により、3月末までは健診をストップし「ファッションセンターはなみ」の運営にあたり、支援物資の仕分け・整理・配布に携わっていました。
 4月から健診を受付開始しましたが、4月はほとんど健診申込がありませんでした。郡山市施設健診も震災の影響で従来の5月10日ではなく6月1日からと遅れてスタートしました。
 また、各事業所のほうも4月は震災影響の建て直しにあてられ、5月連休明けから申込が殺到するようになりました。
 6月から郡山市施設健診が始まったこともあり、現在7月まで予約が埋まっています。また、胃内視鏡検査については月・水・木・土曜日についてはお盆明けの8月24日まで満杯です。
 新規の事業所の方も多く申し込まれていますので、以前受けていたところより満足度が得られるよう応対していきたいと思います。

 

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   この写真は、病院の旧館2階元通所リハビリステーションの浴室です。新潟の農協からの支援物資であるお米が大量に保管されていましたが、先日若者の手により移動が行われ、ものの見事な「水遊び場」に変身いたしました。子供たちのはしゃぐ姿が目に浮かぶようです。子供たちよ!いっぱい遊んでひまわりのように明るく大きくなーれ!

 

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   5月15日県連介護福祉委員会の会議に先立ってサポートセンターひなたぼっこの見学をおこないました。委員会は2,3ヶ月に1回県内の民医連法人の介護事業担当者が情報交換をおこなう場で、委員会のもとにヘルパー部会・ケアマネ部会・通所サービス小委員会が設置されています。「小規模多機能型居宅介護とグループホームは、県民医連としては初めての事業」と熱心に見学をしていました。


 《介護保険法改悪、参院委員会通過》 

議員要請活動に参加した県連鈴木さんからは「福島瑞穂が握手で賛同、三原じゅん子さん(元女優)が署名の紹介議員を引き受けた」などの活動を紹介。法改悪後のヘルパーの事業所と利用者の問題などについて意見交換。

          
 《震災・原発 地協で報告へ》

事業所での避難者受入れと逆に利用者の避難、小名浜の施設被害で半分しか稼動しない等、8月に地協が開催する交流集会に報告します。  
 

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   元民医連に勤務していて、現在は西東京市で「武蔵野ファミリークリニック」を開業されている先生から、訪問看護ステーション横田所長に相談がありました。「郡山市に避難している要介護者の方々に褥創予防シートを寄付した」という内容でした。
「シート」とは、クリニックの家族会の皆さんが開発して製作した簡易の褥創予防シートだそうです。
桑野では訪問看護と訪問介護がいただく予定(6/20)
 横田所長がビックパレットの富岡町と川内村の役場などと連絡をとり調整をして、6/20午前にクリニックと家族会の方々が避難者に手渡し、その後桑野協立病院を訪れることになりました。訪問看護ステーションとヘルパーステーションが寄贈を受ける予定です。

 

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   震災の振動が原因と推測される2階給水管の補強剤にひびがはいり、修復がおわったところでしたが、14日今度は1階ふれあいデイ浴室やその周辺で水漏れがみつかりました。現在調査中です。

県連被曝問題交流会へは30人が参加

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   お知らせが遅れましたが、6/12(日)郡山労働福祉会館で開催された「県民医連被曝問題交流会」について紹介します。 全体の参加者は85人で、郡山医療生協からは30人が参加しました。集会は、わたり病院の齋藤紀先生の基調講演に続き、各法人の取り組みが報告されました。 郡山からは、坪井先生が「核害の街に生きる」と題して、(上記;ヒマワリを植える思想を中心に)核害に対して、主権者として立ち向かう強い意気込みを報告。鹿又さんは「郡山医療生協での放射線学習活動と線量測定の取り組み」を、朽木さんは「震災以降の対策本部を中心とした組織的な取り組み」を報告しました。

 

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<津軽保健生協から届いた種>

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<つくしんぼ保育園入り口>       
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<整形外来中庭 この密集具合が最高>       
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体内吸収されたセシウムの排泄についての文献紹介 文責;聞間元
(「セシウムの毒物学的プロファイル」TOXICOLOGICAL PROFILE FOR CESIUM
U.S. DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES Public Health Service Agency for Toxic Substances and Disease Registry April 2004 発行;Agency for Toxic Substances and Disease Registry Division of Toxicology/Toxicology Information Branch 1600 Clifton Road NE, Mailstop E-32 Atlanta, Georgia 30333)


○呼気吸入の場合、成人男性では(2件の吸入事故例調査)、ホールボデイカウンターで生物学的半減期73から84日、72日から73日と計測された。
○経口吸収では成人で90日から135日
 消失排泄(生物学的半減期)は年齢と性によって相違し、加齢とともに減少し、女性より男性が遅い
◎核実験汚染よるセシウム137では子どもは15±5日、成人では100±50日と明らかな
 差があった(McCraw 1965)。
◎チェルノブイリ事故でのIAEAの調査では、1歳児は8日、成人では110日だった(IAEA
 1991)。
◎他の調査では5?14歳では20日(男女差なし)
 女性では47日、15歳男性は67日、30?50歳男性で93日(Boni 1969)。
◎ブラジルの放射性物質汚染事故(Goiania事故)被曝者の調査では、1?4歳の少女は24日
 7?10歳の少年少女では平均37日、成人男性では58?83日に対し女性は46?66日(Melo 1994)。
○経口吸収の尿便中の排泄割合 
 尿:便 4.5:1?9:1

<結論>
 体内に吸収された(内部被ばく)セシウム137の生物学的半減期は、成人では90日から130日であるが、小児では1歳児で8日と10倍のスピードで早く消失する、学童期でも37日前後で成人より半分の日数で半減する。したがって定期的に(間歇的に)汚染地から離れることによって体内蓄積(内部被ばく)を抑制することができる、と思われる。

 

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   カナダから日本円で約97,000円の義捐金が送られてきました。これは、カナダの子供たちがお小遣いから集めた東日本大震災への義捐金だそうです。K先生の奥さんの友人のTさんという方が繋ぎ役となって、郡山医療生協へ贈られてきました。Tさんは、義援金を日赤等へ送ってもなかなか被災者へ届かないため、非営利の団体へ直接贈ることを考え、今回の送金となったそうです。

 おやつを食べて小腹を満たした後、「お散歩行くよ」の先生の声掛けに、自分で食器を片付け⇒タオルで手と口を拭いて⇒トイレに行って⇒靴下を履いて⇒帽子を出してかぶって、あっという間に準備が出来ました。
お見事!! どれ程楽しみにしているのかわかります。  
玄関で靴を履いて⇒ジャンバーを着てさあ出発。
 コスモス薬局の前を通り、職員駐車場方向へ。キャベツ畑の横を歩き、ひなたぼっこ通りへ。あさい薬局前で疎水の鯉に餌をあげて大はしゃぎ。そして保育園到着。
水溜りにも入れず、草摘みも出来ないけど、お外は気持ちがいいね。
 鹿又園長先生から、ぜひ読んで下さいと、わたり福祉会「さくら保育園」父母と職員の会の学習会資料を頂きました。
 細胞分裂のスピードが大人より速い子供は、放射線による損傷の危険も高いが、修復能力もまた大人より優れているそうです。修復能力を高めるには、どうしたらいいか。ストレスのないところで伸び伸び遊ばせること。週末だけでもいいし、長期休暇であればもっといい。子供と親が放射線のことを忘れて過ごす時間をたくさんつくることが、子供の修復能力を高めるもっとも早道のようです。それはこれまで浴びた放射線量をリセットすると同時に、これからの貯金となります。(抜粋)
と書いてありました。 週末の過ごし方や長期休暇(夏休み)の過ごし方を支援するため、プロジェクトを立ち上げます。一緒に知恵を出して、良い方法を考えていきましょう。

 

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先週から大玉村野菜が来ています。

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 皆さん気にしているでしょう。「葉物野菜」の表面にはつきやすいので販売は控えています。と寂しい表情と寂しい品揃えです。各農家では、いつもどおり野菜は作っているそうです。
それでも、安さとおいしさは承知のところ。待ってたお客さんが取り囲んでいました。

 

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 12日午後から、坪井院長を講師に、被曝問題を考える学習会を開催しました。この学習会は、「地域での社会的な役割を果たす」ため町内会に呼びかけて開催したものです。急な開催にも関わらず70人を超える方々が参加、中には「初めて協立病院に入った」という方もおり、会場は満員となりました。
 坪井院長のお話は、放射線の基礎的な知識から、福島原発事故により放射性物質が福島県内に止まらず広範囲に拡散していること、自宅での表土の剥離とヒマワリを植えたことなど、判りやすく実践的なものでした。
 参加者からは「この付近の放射線量はどのくらいか」「布団は干してもいいのか」「内部被曝を防ぐのに効果のある食材はあるのか」「安心できる放射線量はどの位か」など、暮らしに直結した質問が相次ぎました。質問に答えた坪井院長からは「安心できる放射線量はないこと、ゼロに近づける努力を行うこと」「郡山市と協力して除染活動に取り組むこと」などが改めて話されました。 

 

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   6月8日から9日にかけて開催した矢ケ崎克馬先生の講演会「内部被曝に立ち向かう」は、7日の安積、三穂田、9日の大成、看護協会会館“みらい”の4ヶ所で延べ1000名を超す方々が参加。「怒りを胸に、楽天性を保って、最大の防御を」と訴える矢ケ崎先生のお話は、事態の深刻さを正面から受け止めながら、除染・防護活動に取り組む必要性を改めて考える場となりました。

 

in 三穂田

 8日(木)18:30から三穂田ふれあいセンターの体育館にて行われた今回の学習会は、医療生協三穂田支部が町内のPTAや生産者に呼びかけ実行委員会を結成。地域ぐるみでの企画となりました。学習会にあたり町内全戸にチラシ案内を行い、当日は300名を超える参加者がありました。矢ケ崎教授のお話は、内部被曝からの健康障害の話だけでなく、農業を営む皆さんに対しても国・東電に「声」をあげていくことの大切さも提起されました。健康不安、生活不安の問題が山積みの中で、核害が100年先まで続かないためにも今こそ怒りをもって「汚染ゼロ」を目指して行動すること、立ち向かうことが必要です。(吉田)

 

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in 安積

   安積支部で内部被曝学習会を開催し、34名が集まりました。中には、チラシを見て参加した若い方もいて、熱心にメモをとり質問されていました。
 多くの質問には、食べ物に対する注意、布団干しなど日常生活のことや子どもの健康をどう守っていくかなど多岐にわたり、先生もひとつひとつわかりやすく応えてくれました。
(六郎田)


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 6月10日午後、放射線問題について情報の共有、相互の意思疎通などの目的で、郡山市と懇談を持ちました。当生協からは橋本理事長、坪井院長、宮田専務理事、増子常務理事、富岡(組織部)、市側は渡邉保元副市長、富田信行保健福祉課長が参加しました。
はじめに橋本理事長が、医療福祉生協連発足の経緯と全国的な医療生協の活動の広がりについて報告し続いて坪井院長よりこの間の郡山市の放射線への対応に関する質問から話が始まりました。医療生協ではひまわり運動を始め、除染のためのあらゆる活動を広げていますが、郡山市で取り組んでいる除染活動をサポートし、共に動いていくことが必要と考えています。
いま郡山市では、学校や幼稚園、保育園の校庭・園庭の汚染された土の除去作業を進めています。しかし、除去された土はまだ、校庭の隅に固めて置かれたままであり、最終的な処理について東電に直接要望を出している段階です。また、公園など子供が多く集まる場所についても測定を始めており、線量が高いところから除染をしていくことが検討されています。さらにセシウムを吸い上げたヒマワリや、放射線量が高い植込みや芝生の処理についても、郡山市の焼却場で焼却処分が可能かどうか調査中です
医療生協は、各人一人ひとりができることを何でもやるというスタンスで広げていますが、市側としても「今できることを市民と一緒になってやっていくことが大事と考えている」との事ですまた今後の対応として、住民特に子供の健康調査・健診について血液像検査や甲状腺エコー検査の市としての実施を提言し、「市の保健センターで検討したい」との回答がありました。医療生協から郡山市への要望としては、とにかく除染作業のフレームを固めてほしいという事です。そのための核種の詳しい調査やデータの開示も必要です。その後、郡山市医師会の事務局を訪問し、ヒマワリ運動や健診項目の追加などに関して報告、意見交換しました。除染に関して国や県から明確な指示がない状況ですが、今後も地域住民の健康な暮らしを守るという点で協力し、除染活動とともに要望活動を強めていきましょう。(富岡)

 

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郡山市との懇談                  郡山医師会との懇談
 

   昨日、6月9日(木)福島県看護協会会館みらいホールAにて矢ケ崎克馬琉球大学名誉教授をお迎えし「内部被爆に立ち向かう!」と題して講演会が開催されました。
 若いお母さん方や地域住民の方、学校の先生、福島市や会津若松市から、医療生協組合員など約450名の方々に参加していただきました。
 冒頭、内部被曝に言及する科学者が少ないとしたうえで、内部被曝の歴史のなかで、

 

1.内部被曝がアメリカの核戦略(原発売り込みも含む)により隠されてきた歴史的事実があること、

 

2.その手段は第一に1945年9月の昭和三大台風といわれた枕崎台風後の測定データを利用して、広島・長崎の被爆現場から放射性降下物は無かったという「科学操作」を行ったこと。
 第二に原爆傷害研究所が被爆者の被害を統計処理により、内部被曝は無かったという基準でまとめるという「操作」をしたり、第三に国際放射線防護委員会(ICRP)の被曝評価体系から内部被曝を排除したことにより、内部被曝が見えなくさせられている事実があるということを話されました。


3.また、欧州放射線リスク委員会から内部被曝による戦後の死者数が世界人口の1%ほどもあるということが発表されましたが、しかし、日本の放射線科学陣はそれらを「無視している」問題があるということを強調されました。
 

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怒りを胸に、楽天性を保って最大防御を!

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日本のどこにいても汚染は避けられません。汚染から精神的に逃げていれば、被災地救援や日常生活にも「恐怖」は足かせになります。開き直って楽天的になり、支え合って最大防護をしましょう!やるべきことは全部やって危機を脱出しましょう!
 汚染のない福島を返せ!当面どうするか?
政治・思想・宗教・信条・生活手段の違いを超えて大同団結し小異は捨てましょう!
市民は団結し、集団としての意思を大切にしましょう!
 

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?屋内にできるだけ留まるようにする
?屋外の空気は可能な限り屋内に入れない
?外にでるときはマスクをする
?雨や雪はできるだけ直接浴びない
?野菜は洗浄する
 ・水洗いはいつもより丁寧に
 ・葉の付け根のところにホコリはたまりがち。根の部分は切り捨てる。
 ・薄く表面活性剤を入れた水で洗いその後水道流水でしっかり洗う
 ・洗った野菜はすぐ冷蔵庫またはビニール袋で保管
 ・野菜をゆでる。お湯は捨てる

全国福祉生協連総会開催される。

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 6月7日東京に於いて医療福祉生協連の総会が開催されました。当法人からは、橋本理事長・宮田専務・江川事務長・新井田師長が参加しました。
 代議員として参加した新井田師長は、震災当時の事業所や職員の様子、原発事故が起こした放射線に対する不安や怒り、その中で励ましあって仕事をしている職員の姿を全国に伝えることが出来ました。                      
 総会ではこれまでも東日本大震災に対して物心両面の支援が行われてきましたが、今後も更に支援を広げ福島・宮城の6生協に対する支援の継続が確認されました。また、震災に対する見舞金分担細則が採択され、全ての生協で取り組まれる事となりました。全国重点課題として、「出会い、ふれあい、支え合い」の3つの「あい」で復興支援を取り組むことが採択されました。

 

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医療生協さいたまから看護部編集委員会で作った、「地域とともに産み・育み・看取る」という、看護の取り組みをまとめた冊子が40冊支援物資として届きました。看護部以外の方も是非読んでください。

 

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  青森医療生協の鎌田専務から、何と20キログラムのヒマワリの種が届けられました。
まだ植える場所のある方、遠慮しないで持って行ってください。
この際ですので、ご近所の方にも分けてあげて、ヒマワリいっぱいの郡山にしましょう!

 

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 5月11日の小規模・グループホーム開所、ふれあい・桑の実デイサービス・通所リハ移転から間もなく1ヶ月になります。利用者はグループホームが9人の定数を満たし、小規模多機能型居宅介護は25人定員にたいして現在13人。当初の申し込み者が避難するなど震災と原発の影響もあり、厳しい状況です。当面15人を目指して新たに募集をしています。開所時に予定人数を採用できなかった職員も間もなく確保できる見通しです。
 利用者受入れと職員確保ともに震災・原発で中断して再開と目まぐるしい状況のなかで出発したため、その遅れをとりもどし軌道にのせようと、物江所長、根本所長、三瓶主任、新田施設長の4人と課題ごとに他のメンバーが加わり、毎日5時に打合せをおこなってすすめています。

 

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 ひまわり運動をサポートセンターひなたぼっこでもおこなおうと根本所長と物江所長を中心に準備を開始しました。利用者にも作業に参加をしてもらい一緒に種まきをする予定です。

 

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避難者への専門職チームに2人登録

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  富岡町と川内村からの避難者への支援について、6月に入ってから体制が強化され、福島県と専門職6団体が協力して「相談支援専門職チーム」を立ち上げ、具体的に要介護認定調査やスクリーニング検査を行うことになりました。医療生協からはCM協会に加入するケアマネジャー(加藤友、多勢和子)が登録し、法人もバックアップしながら、避難者への支援に協力することで確認しました(加藤)

 既に、桑野2居宅事業所では5人の避難者のケアプランを作成。大和田さんが担当する方は相馬市から4回目の転居で郡山市へ。息子さん宅の近くに家を借りて生活。ふれあいデイサービスなどの介護サービスを受けています。ふれあいデイサービスでは3人受入れ、本日も市内の居宅介護支援事業所から依頼があり、ふれあいデイサービスを利用することになりました。現在3人がサービス利用しています。

 

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 6月6日、南医療生活協同組合(名古屋市)の成瀬専務理事・伊藤常務理事・山口副理事・大野組織部長・柴田事務長がおいでになりました。病院見学後、震災後の病院の取り組みや職員の不安・組合員の取り組みなどを交流しました。
 南医療生協では、震災翌日の12日早々に対策本部を立ち上げたそうです。支援物資の集配やチャリティーイベントを開催し義援金集めを行い取り組みを続けてきました。が、福島の原発の現状を考えると一過性のものではなく長期的な取り組みにしていく必要があると・・。私達がこれからすべき事を確認するため、実際にお会いして生の意見を伺いたいとおいでになりました。
佐藤総師長・石井師長から看護部の経過、西東師長から支援物資の活用・PT遠藤保育園父母会長から子供たちの現状と親の不安・江川事務長から全体の経過を報告しました。南医療生協には、保養所や宿泊できる小民家もあるので、夏休みにはぜひ来てほしい。明日の医療福祉生協連総会では、健診制度の確立や線量計によるデータの蓄積が必要であると発言を準備しているとのこと。今後も顔の見える、要求に合った支援を継続していきたいとのことでした。改めて全国生協の「つながり」を感じました。

 

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ひまわりの種を地域へ

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全国から寄せられた「ひまわりの種」
職員宅・病院の周りに植えてきました。
まだまだたくさんあるので、地域の組合員さん・学習会に参加された皆さんに配ることにしました。子袋につめて、坪井院長のメッセージの一文を添えて・・・

 

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線量計やフィルムバッチの確保に向けて

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 4日の対策本部会議に訪問看護ステーションからの要望として「訪問看護師全員に外部被被曝線量の積算量が計測できる器械を配布して欲しい」との要望が出されました。
 原発事故の収束の見通しが立たない中で、“被曝線量の積算の把握”は今後の対応の中でも重要な課題です。屋外に出ないでの生活は考えられませんから、訪問看護、訪問介護、組織部などの外勤者に限らず全職員、更に広く言えば子ども達を中心に全住民にとって必要なことと言えます。
 対策本部では、7日に開催される医療福祉生協連の対策会議に「1人1人に線量計を、最低でも支部に1台の線量計を」と線量計やフィルムバッチの普及へ向けて、器械や購入費用の支援要請を既に提出していますが、郡山市など自治体への働きかけも進めます。また、法人独自の取り組みについても、器械の入手方法や費用内容について検討を開始することとしました。  

総代会議案書説明会が始まりました。

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 6月19日の通常総代会へ向けて、各支部での議案書説明会が始まりました。5日の日曜日は10時から富田デイサービスセンター“朋の家”をお借りして、すぎな支部での説明会となりました。5つの議案の説明がありましたが、話の中心はどうしても東日本大震災の影響と原発事故対応となります。身を守るため、地域を守るため、でどんな取り組みが必要なのか、予定時間を超えての意見交換となりました。

 

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6月3日の11時から14時の間で、組織部(佐藤彰一、関根貴大、富岡俊介、長谷川修一)の4人で病院周辺の線量測定を行いましたので、その結果をご紹介します。赤及びピンクの放射線量の高いところは、いずれも雨水のたまり場の様です。

 

( 画像をクリックすると大きく表示されます)

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放射線科が取り組む地域での学習活動

  震災以来、「出来る支援は積極的に行う」という基本方針で、地域や組合員、避難所そして職員へと、様々な取り組みを行ってきました。放射線科が取り組む学習活動もその一つです。5月は被災者支援郡山共同センターや芳賀スポーツ少年団からの要請も含めて12回の学習会へ参加してきました。6月も既に7回の開催予定が組まれています。昨日のニュースで6/12の島町内会を対象とした学習会のご案内を致しました。この学習会も「病院として地域での社会的な役割を果たす」という方針に基づいての呼びかけがきっかけとなり、開催が決まったものです。

 

それぞれの除染、防護活動

  線量計の貸出しで、放射線量の高いところを除染するなど、工夫した取り組みも始まっています。写真は坪井院長宅の庭の写真です。表土を剥離し穴を掘って埋めました。蒔いたひまわりは既に芽を出したそうです
 また、大成支部の組合員さんから電話あり、「西田町の知り合いの方が何もできないが、ヒマワリを植えることならできる」ということで通学路にヒマワリを植えるための種を、組織部から2袋持って行ったとのこと。除染や防護活動での取り組みをお知らせください。

 

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郡山市の放射性物質はセシウム134?

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 下の図は、NHKの解説委員室blog-5/23付石川洋一解説委員の投稿「放射性物質の除染を急げ」に掲載されている図(データは文部科学省)です。セシウム137の半減期は30年、セシウム134の半減期は2年といわれています。
 右の図と左の図を比較すると、郡山市はセシウム134による汚染が主ということになります。興味のある方は、
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog
をご参照ください。

 

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6/12(日)県連交流集会

 12日に行われる県連学習交流集会の要項が決まりました。
 日時 6月12日(日)午前10時?午後1時
 場所 郡山市労働福祉会館
 内容 齋藤紀先生の基調講演
    各法人のこの間の取り組みの交流
  ※ 郡山からは3つの報告を準備します
 6月18日には全日本民医連主催の被曝問題交流会が開催されます。今回の交流会は、県内の取り組みの交流の場として、急きょ開催することになりました。被曝問題を抱える現地の県連として、全国に情報を発信するためにも、成功させたいと準備を進めています。翌週に総代会を控え、忙しいとは思いますが職場から代表を送りだして下さい。後日改めて参加集約を行います。
 尚、全日本民医連主催の全国会議は総代会と日程が重なるため、郡山からは放射線科の中里科長を代表として送ることとしました。 

 

6/12(日)の町内会学習会

 ひなたぼっこ建設でお世話になった地域の町内会から、被曝問題を学びたいとの要請があり12日の午後に病院で学習会を開催することとしました。学習会は対策本部が主催します。
  日時 6月12日(日)14時?16時
  場所 桑野協立病院2階会議室
  講師 坪井正夫院長
  演題 放射線と私たちの健康
 また、町内会を対象としては、6/9の午前中に、矢ケ崎克馬先生を講師に、大成支部と大成地区町内会が合同で学習会を開催します。  

  被災により避難所や仮設住宅で生活する高齢者等を支援するために専門家を派遣する県の事業が始まります。この事業には、介護支援専門員協会、社会福祉士会、医療ソーシャルワーカー協会、理学療法士会、作業療法士会(何れも県団体)が協力する予定となっていますが、郡山医療生協としては勤務時間内で職員を派遣し積極的に支援に関わることとしました。各団体を通じて要請のあった場合は、対策本部に報告して対応して下さい。

  放射線科で保管する貸出用の線量計が1台追加され2台になりました。これまでにつくしんぼ保育園の父母9名の方が利用されています。線量計は更に購入手続きをとっており、台数は追加の予定です。 
 下の表が放射線科で作成した結果報告用紙です。それぞれの自宅で測定したものを集約して自前の「汚染マップ」作りを進めて行きます。

 

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"おはようございます。浜北医療生協・生協きたはま診療所は、本日「ひまわりプロジェクト」方針に基づき、「事業所をひまわりでいっぱいにしよう行動」を行いました。
診療所の花壇を整え、ひまわりの種を植えました。昨日は、組合員さんのお宅から自家製・落ち葉の肥やし、職員宅から豊かな畑の土を持ち込みました。「このひまわりで浜北もますます元気になって、種を郡山に送ろう」と、午前中からわいわい楽しくガーデニングしました。明日から、事務長を先頭に「朝の水まき」がんばりまーす。"

 

相変わらず、取り組みが早いですね。

 

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   坪井先生の呼びかけに応えて、香川医療生協藤原先生から10キログラム(種類はハイブリットサンフラワー)、富山医療生協の石川専務から3キログラム(緑肥用ヒマワリ)届きました。
 これまでに全国から寄せられたひまわりの種は、病院周辺の表土を剥いで植えるとともに、職員や組合員の自宅にも植えられています。もっともっと運動を拡げましょう。 
 

芽がでました。頑張れ、ひまわり!

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つくしんぼ保育園のひまわりが芽吹きました。

 

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  6月9日(木)に予定されている、矢ケ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)の講演会「内部被曝に立ち向かう!」に大きな反響が寄せられています。福島民報に案内記事が掲載されたこともあり、問い合わせの電話が頻繁にかかってきており、「ぜひ行きたいので申込みたいのですが・・」「看護協会会館の場所はどこなのでしょうか?」というものや、特に多い若いお母さんたちからは「小さい子どもがいるので、一緒に連れて行っても大丈夫ですか?」などの声もあって、つくしんぼ保育園の協力を得て、急遽、臨時託児所を設置することにしました。こちらの予想を上回る関心の高さを実感していますが、同時に、それだけ自体を真剣に受け止めている方たちの思いもこちらに伝わってきます。(小抜)
 

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